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大分県内の最低賃金は6日から時給899円になりました。
去年からの引き上げ額45円は過去最大です。
街の人や事業者の反応を取材しました。
大分労働局は6日、審議会の答申を踏まえて県内の最低賃金を854円から899円に引き上げました。
街の人の反応は…
◆大学生
「欲しいものも、たくさん買える。おいしいものも、たくさん食べられるのでうれしい」
「神奈川県だと1112円最低賃金が。そこを考えたら物価とかも、これから上がるというし、都会と変わるわけでもないので、まだ低いかなとは正直感じる」
県内の最低賃金は徐々に上がり続けています。
ことしは去年から45円引き上げられ、引き上げ額は過去最大です。
しかし、全国平均の1004円に大分はまだまだ届いていません。
大分市内にある洋菓子店。
こちらでは最低賃金の引き上げに伴い10月から時給を30円アップしました。
ーーパートさん(3年目)
「うれしい。給料明細をもらった時に金額が前と違うので喜びが出る」
一方で、経営側は複雑な気持ちだといいます。
ーーアカハナのトナカイ 本杉和也代表
「賃金の引き上げはいいことだと思うが、雇用側としては原材料とか光熱費が高騰しているのでつらい気持ちはある」
この店では光熱費や材料費などの高騰を受け、10月から一部のケーキを値上げしました。
賃金の引き上げも大きな負担になるため、いろんな工夫をして経営を続けているといいます。
ーーアカハナのトナカイ 本杉和也代表
「食材の無駄なロスとかを無くして無駄な作業工程とかを省くようにして、さらに余った時間でよりおいしいケーキを作っていけたらいいなと思っている」
東京商工リサーチによりますと、アンケートに回答した県内企業の約3割が来年度の賃上げを「許容できない」と答えていて割合は全国で最も高くなっています。
賃上げした事業者もいる一方で簡単にはいかない現状もあるようです。