高校に待望の「牛舎」 次世代の畜産の担い手育成へ 生まれてから出荷まで一連の流れ学ぶ  

2023年10月02日 18:40更新

2日、竹田市の農業高校に生徒が待ち望んでいたあるものが贈られ記念の式典が行われました。
そのあるものとは…

生徒に連れられてやってきた1頭の牛。
その後、真新しい施設に繋がれました。

竹田市の久住高原農業高校に贈られたのは「牛舎」です。
これは次世代の畜産の担い手を育成しようとJA全農おおいたが寄贈したもので、2日は贈呈式が行われました。

高校では繁殖専用の牛舎で子牛を育てていて、生後9か月ごろになると出荷していました。

今回寄贈されたのは肥育用の牛舎で高さは約3メートル、奥行きは約12メートルあります。
牛舎が新設されたことで最大30か月まで牛を育てられるようになり、生徒たちは牛が生まれてから肉牛として出荷されるまでの一連の流れを学ぶことが出来るようになりました。

県によりますと、県内の肉用牛の飼育戸数は年々減少傾向にあり去年までの約10年間で約3割減っていて若い畜産農家の活躍が期待されています。
新しい牛舎に生徒たちのやる気もみなぎっていました。

◆生徒
「とてもうれしいし、これからこの牛舎と一緒にやっていくんだなと思うととても感動的」
「けっこう大きさもあって、(牛が)過ごしやすそうな感じで良かった」

生徒たちは、再来年1月の和牛甲子園での上位入賞を目指すということです。

 

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