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県内すべての人を対象とした新型コロナワクチンの秋の無料接種が20日から始まりました。
新型コロナワクチンの秋接種初日の20日、中津市の病院には予約した人が朝から接種券を持って接種に訪れていました。
県によりますと、今回のワクチンは国内で流行の主流となっているオミクロン株XBB系統に対応したものでファイザー社製とモデルナ社製から選ぶことができます。
対象は、生後6か月以上で初回の接種が済んでいる県内すべての人です。
今年度末までは無料で受けられます。
◆接種を受けた人
「ま、一応安心」
「やって良かったなという感じ。「全国的に(感染者が)どんどん増えているようなので」
20日は県内16の市と町で接種が始まり姫島村では21日から、別府市が27日からとなっています。
その新型コロナの最新の感染状況が20日、発表されました。
9月17日までの1週間に県内58の医療機関から979人の感染が報告されています。
1医療機関あたりの平均は16.88人と3週ぶりに減少していますが、依然として注意報レベルが続いています。
保健所別では南部が最も多く24.20人、次いで大分市が18.06人などとなっています。
また、県のゲノム解析の結果、8月はXBB系統が94%を占めていて全国と同様に置き換わりが進んでいるということです。
インフルエンザの患者数は3週連続の増加となっていて、1医療機関あたりの平均が8.16人と前の週から2.34倍に増えています。
20日から始まった秋からの接種について詳しくお伝えします。
対象は生後6か月以上の全ての人です。
初回接種(5歳以上は2回、5歳未満の子供は3回でワンセットの接種)が終わっている人は1回の追加接種となります。
一方、今回が初めての接種という人は自治体の窓口に相談すれば初回接種ができ、その後3か月以上あければ追加接種ができるということです。
予約に必要な接種券ですが、届かない人もいるため注意が必要です。
県によりますと、以前送られてきた未使用のものを持っている人に対しては、ほとんどの自治体が新たに発送しないということで、失くした場合は各自治体に連絡してください。
今回使用されるワクチンはオミクロン株のXBB系統に対応したものです。
この系統が今の感染の主流で、重症化や発症を防ぐ効果が期待されるということです。
続いて費用についてです。
新型コロナの感染症法上の位置づけは季節性インフルエンザと同じ5類となりましたが、インフルエンザのワクチンが有料なのに対し新型コロナのワクチンは無料で打つことができます。
ただ、これは今年度いっぱいまでの特例措置となっていて来年度からは有料となる可能性があります。
インフルエンザのワクチン接種は多くの医療機関で10月以降に始まりますが、新型コロナとインフルエンザのワクチンを同時に接種しても安全性や有効性に問題はないということです。
今後迎える年末年始に向けて感染が拡大する傾向にあることから、県では心配な人はそれまでに接種を終えるよう勧めています。
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