宇佐・国東半島の観光振興を目指し 県信用組合とトヨタカローラ大分が協定
運転手が足りず夜間のタクシー不足が深刻化している観光地・別府市。
この問題を解決しようと市は先週末から無料の「ナイトバス」の運行を始めました。
◆TOS柴田真里キャスター
「別府北浜バス停です。私の後ろには小型の観光バスが停まっていますが、実はこちら、今夜から別府市内を走るナイトバスなんです」
先週から別府市内で運行が始まった無料のナイトバス。
毎週、金曜日と土曜日に路線バスの運行が終わった深夜の時間帯に走ります。
このナイトバスの運行には、ある深刻な問題が影響していました。
ことし6月の別府市の駅前通り。
午後9時ごろに撮影したものですがタクシー乗り場には1台も停まっていませんでした。
市によりますとコロナ禍でタクシーの利用者が減ったため、運転手の離職が進んだほか高齢化もあり人手不足の状態に陥っているんです。
この問題を解決しようと市は「ナイトバス」の運行を計画。
期間は来年3月までで事業費は約970万円です。
そして、先週末ナイトバスの出発式が行われ、早速利用する人の姿が見られました。
◆乗客
「そりゃいいことでは?乗れないんだったら飲みに出ない人が増えてるわけでしょ?帰れないから。それはちょっと問題だと思う」
「この時間になるとタクシーも捕まりにくいし場所が場所なので電車とかもないので、こういうのがあった方が助かる」
無料のナイトバスは、北浜バス停から亀川方面や鉄輪方面など市内3つのルートで巡回し午前1時ごろまで運行しています。
繁華街の活性化に繋がるのかナイトバス事業の行方に注目です。