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九州北部豪雨から6年。
被災したJR日田彦山線がバスを使った「BRTひこぼしライン」として28日に開業しました。
沿線からは歓迎する声が聞かれました。
◆日田駅長
「日田彦山線BRTひこぼしライン出発!」
けさのJR日田駅。
多くの人に見送られ、バス高速輸送システム=BRTの始発便が出発していきました。
2017年の九州北部豪雨で被災した日田彦山線は、大分県日田市の夜明駅から福岡県の添田駅までの間が通れなくなりました。
その後、BRTでの復旧が決まり、豪雨から約6年、ついに開業の日を迎えました。
日田駅にはこの日を楽しみにしていた乗客の姿が。
◆乗客
「BRTで復活、再生するので最初に乗りたいと思った。すごくわくわくですし、どんな乗り心地かなと思って」
大分県内初となるBRTの運行。
「BRTひこぼしライン」は日田駅と福岡県の添田駅までの約40キロをおよそ1時間半で結びます。
このうち、宝珠山駅と彦山駅の間の約14キロの区間は日田彦山線の鉄道の線路をBRTの専用道に整備しています。
◆大明小中学校・小田彩稀さん
「濁流でJRが流されたと聞いた時は一時騒然となりましたが復興事業が進み、BRTが開通したことをとてもうれしく思います」
被災した地域にとっても待ちに待った開業です。
大明小中学校前では子供たちや地域の人たちが旗を振ってバスを出迎え、開業を歓迎しました。
◆住民
「ありがたいです」
「BRTになって駅の数が増えて利用価値がものすごくあると思います」
「BRTひこぼしライン」は駅の数が被災前の3倍の36駅に増え、便数は約1.5倍の32本となっています。
BRTを地域活性化につなげられるか、JRや沿線自治体の今後の取り組みが注目されます。
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