「適切に・支援しながら・優しい言葉で」 高校生の介護技術を競うコンテスト 大分

2023年08月23日 18:40更新

高齢化で、介護職員の人材確保は急務となっていますが厚生労働省がおととし発表した推計では、大分県では2040年度に介護職員が6800人ほど足りない深刻な状況に陥るとされています。

そうした中、福祉を学ぶ高校生の介護技術を競うコンテストが23日、大分市で開かれました。

   

◆コンテストに参加した高校生

「私と一緒に4回足踏みをお願いします。声掛けは私がしますね。はい。1、2、3,4」

このコンテストは、福祉を学ぶ高校生が対象で毎年開かれています。

九州地区の8校が参加し大分県からは大分南高校福祉科の生徒が出場しました。

競技は、生徒2人でモデル役の高校生を老人ホームのトイレから喫茶スペースまで移動させるというもので制限時間内に適切に支援しながら移動させられるかが審査のポイントです。

介護技術だけではなくコミュニケーションも評価の対象となるため、生徒たちは優しい言葉遣いなどを心掛けながら競技に臨んでいました。

審査の結果、大分南高校は奨励賞を受賞したということです。

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