別府ひき逃げ　容疑者を「重要指名手配」へ警察庁と協議　指定されれば凶悪事件の位置付けに

大分県別府市で大学生２人が死傷したひき逃げ事件について、県警が容疑者の男を重要指名手配に指定するよう警察庁と協議していることが分かりました。

指定されれば、凶悪事件として全国の警察を挙げて捜査することになります。

２０２２年６月、別府市の交差点でバイクに乗っていた大学生２人が車に追突され死傷するひき逃げ事件が発生しました。

県警は道路交通法違反のひき逃げの疑いで八田与一容疑者を指名手配していますが、現在も逃走中です。

捜査関係者によりますと八田容疑者が意図的にぶつかった疑いがあるということです。

こうした中、県警が八田容疑者を重要指名手配に指定するよう警察庁と協議していることが分かりました。

警察庁の重要指名手配容疑者に指定されれば、全国の警察を挙げて捜査すべき凶悪事件と位置付けられます。

各地に顔写真付きの手配ポスターが掲示されるほか、公的な懸賞金が適用される可能性もあるということです。

道路交通法違反での指定となれば県内では初めてで全国的にも異例です。

県警の交通指導課は「現時点でのコメントは差し控えるが、今後も事件の解決に向けしっかり取り組んでいきたい」と話しています。