明豊と大分商業が決勝進出 第1シード校同士の対戦に 夏の甲子園大分大会 

2023年07月24日 18:40更新

第1試合「明豊」対「大分舞鶴」

 

夏の甲子園大分大会は24日、準決勝の2試合が行われ26日の決勝に進む2校が決まりました。

準決勝の第1試合は、第1シードの「明豊」対第2シードの「大分舞鶴」。
この大会では3年連続、決勝の舞台で対戦しているライバル対決です。

試合が動いたのは6回でした。
6回表、大分舞鶴はフォアボールとエラーでノーアウト満塁のチャンスを作ると7番・キャプテンの後藤。これが犠牲フライとなり舞鶴が1点を先制します。

このまま逃げ切りたい舞鶴でしたが、去年の優勝校、明豊が意地を見せます。
8回裏、1アウト2塁の場面でバッターボックスには8番・西川。
レフトに痛烈な3ベースヒットを放ち同点に追いつきます。
なおも2アウト3塁と勝ち越しのチャンスに1番・高木。
初球をセンター前にはじき返し2対1と逆転に成功します。

このリードを守り切った明豊が大分舞鶴を下し決勝へと駒を進めました。

◆大分舞鶴 後藤駿太主将
「いまのメンバーで野球をするのが最後だと考えると本当に悲しい。それでも、この舞鶴高校に入学してこの野球部で闘えたことにまったく後悔はない」

第2試合「大分商業」対「大分」

 

続く第2試合、「大分商業」対「大分」も好ゲームとなりました。

こちらは初回から試合が動きます。
1回表、大分商業が2アウトながら3塁1塁のチャンスを迎えます。
ここで5番江口がレフト前にタイムリー、大分商業が1点を先制します。

一方の大分も守備で見せます。
3回表、ツーアウト三塁のピンチで右中間に飛んだ打球をライトの尾藤がダイビングキャッチ。
好プレーで味方を盛り上げます。

このあと2点差とされた大分は6回の裏、2アウト満塁と長打が出れば逆転のチャンス。
しかし、大分商業の堅い守りを前に、あと一本が出ませんでした。
試合は8回にも追加点をあげた大分商業が3対0で逃げ切り、決勝進出を決めました。

◆大分高校 笠崎康太主将
「みんな一生懸命やったその成果がこの結果なので(チームとして)足りなかったところや課題などはありません」

この結果、決勝は去年の優勝校・明豊と春のセンバツ出場校大分商業という第1シード校同士の対戦となりました。

 

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