大分で警察官を名乗る特殊詐欺が相次ぐ 80代女性が838万円の被害「お金の番号を調べる必要がある」
今回の大雨で甚大な被害が出た中津市。
住宅に土石流が流れ込んできた住人の女性が当時の恐ろしい状況を語りました。
7月10日、中津市には大雨特別警報が発表され市内を流れる山国川は氾濫しました。
◆住民
「あれ、あれ、あれが壊れた。あそこなくなってるんじゃない?さっきまであったのになくなった」
国の重要文化財に指定されている「耶馬渓橋」では欄干が流失…。
また、川の氾濫で耶馬渓町に住む会社員の奥知恵美さん(58)が行方不明となり、その後、死亡が確認されました。
今回の大雨では、中津市内の住宅92棟に被害が出ました。
山国町槻木では土石流が発生し、2棟が全壊しています。
全壊した住宅に夫と母親の3人で暮らしていた高内千恵子さんは、自宅に土石流が流れ込み、家族全員間一髪のところで逃げ出したと言います。
◆高内千恵子さん
「主人もこっち側にいて『逃げろ』ていって、ダーっと逃げたときにドーンと(家の中に)土石流が全部中に入ってきた。裸足で飛び出す状態で外に出たという感じ。そこにいたので。冷蔵庫が流れていっているから私もあそこまで流されていたかも」
被災後近くの公民館に避難していましたが、先週末ようやく市営住宅に入居することができました。
しかし…
◆高内さん
「市営住宅は準備してもらった。だけど、その中には何もない。その何もない状態で住めと言っても何も生活用品が何もないのに住めない」
自宅の片付けに追われる中、車も被災し買い物などに行く余裕もないと話していましたが、その後、必要なものの手配をしてもらえたということです。
中津市でもボランティアが被災者支援にあたっていて、これまでに延べ300人が参加しています。
市の社会福祉協議会によりますと、19日から日曜日までの5日間、再び支援活動を行うということです。