再び雨強まる 4市町に避難指示 由布市の土砂崩れ現場は二次災害の恐れで捜索中止 

2023年07月03日 11:50更新

3日の県内は再び雨が強まっていて、玖珠町と九重町など4市町に避難指示が出ています。

梅雨前線が九州付近に停滞している影響で県内は雨が強まっています。

3日午後0時現在、玖珠町と九重町の全域、日田市と中津市の一部の地域に避難指示が出ています。

また中津市、日田市、九重町、玖珠町に土砂災害警戒情報が。中津市、日田市、九重町、玖珠町、竹田市、豊後大野市に大雨・洪水警報が出ています。

中津市の山国川上流部と日田市の筑後川上流部には氾濫注意情報が発表されていて、今後も水位はさらに上昇する見込みです。

JRは、久大本線の豊後森駅から由布院駅の間が終日運転見合わせ。日豊本線と豊肥本線も一部の区間で運転見合わせや遅れが出ています。

また、県教育委員会によりますと県内の小中学校と高校のあわせて30校が休校に、2校が始業時間を繰り下げています。

◆相馬尊重 由布市長
「山の頂上から土石流、土砂が崩壊して、(周辺が)埋まっている状況。一刻も早く発見できるよう全力を尽くしていきたい」

一方、由布市湯布院町川西では7月1日に大規模な土砂崩れが発生し、住宅が巻き込まれ、麻生繁喜さん70歳と連絡が取れなくなっています。



◆TOS児玉直輝記者
「この規制線の先が土砂崩れが起きた現場となっています。本来であれば、行方不明者の捜索活動が行われる予定でしたが、中止となっています」

警察と消防は3日は午前8時から捜索を行う予定でしたが、雨で二次災害のおそれがあるとして中止を決めました。

4日については3日午後、判断するとしています。

 

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