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新型コロナウイルスについて県内の最新の感染状況が28日、発表されました。
前の週を上回っていて県は「緩やかな増加傾向にある」と分析しています。
新型コロナは6月25日までの1週間に、県内58の医療機関から合わせて240人の感染が報告されました。
1医療機関あたりの平均は4.14人で、前の週より0.14人多くなっています。
こうした中26日、政府分科会の会長を務めた尾身氏は「第9波が始まっている可能性がある」との認識を示しました。
こちらは5類に引き下げられた5月8日からの県内の平均患者数です。
5月末から徐々に増えていて県は「緩やかな増加傾向にある」としています。
この状況について専門家は…。
◆大分大学医学部 平松和史教授
「一番は違う株(XBB株)ですね。得てきた免疫から逃れることができるウイルスなので逃れる確率の高いウイルスなので、それが入ってきているのが一番大きな要因」
また「第9波」との見方については…。
◆大分大学医学部 平松和史教授
「まだ入っているとは言えないんじゃないかと思うが、もう1か月、2か月すると本当に大きな波になってくるのではないかと懸念している」
また、そのほかの感染症についても流行が続いています。
RSウイルスについて、6月25日までの1週間の患者数は県内36の医療機関の平均で7.69人でした。
前の週を0.97人上回っています。
また、県内では6年ぶりとなる警報が発令されているヘルパンギーナの患者数についても1医療機関あたり6.53人で前の週より0.59人増えています。
一方、季節外れの流行となっているインフルエンザは1.5人で前の週よりも減少していますが、引き続き感染が確認されていて注意が必要だということです。