毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
観光地・別府市ではいま、タクシーの人手不足が市民や観光客に影響を及ぼしています。
問題解決に向け、市は無料の「ナイトバス」の運行を8月下旬から始める計画です。
◆TOS牧野夏佳記者
「別府市の駅前通りです。こちらはタクシー乗り場ですが現在ここには1台も止まっていない」
飲食店が立ち並び市民や観光客でにぎわう別府市の駅前通りですが…。
◆市民
「雨の日とか電話したら全然ない。タクシーが全くない状況、昼間でもない状態」
「夜のお店をやっているので客から呼んでくれと言われるが、もう(午前)2時くらいを過ぎたらほぼいない」
タクシーが全く捕まらないというのです。
◆タクシー運転手
「うちのタクシー会社も人数が減っているが、他のタクシー会社もやはり人数が減っているみたい」
市によりますと、タクシーはコロナ禍で利用客が減ったため運転手の離職が進み、また高齢化もあって人手不足になっているといいます。
5月、市が行った調査では午後11時以降、待機車両がほぼなくなる傾向が確認されました。
解決策の一つとして、市は「ナイトバス」の無料運行を市議会に提案しました。
金曜日と土曜日の夜、飲食店の客を対象に亀川方面や石垣地区方面など市内3つのルートで巡回する計画です。
路線バスの最終便が終わって30分後からスタートし、午前1時ごろまで運行するとしています。
きょう閉会した市議会では、今年度の事業費968万円を含む一般会計補正予算案が可決されました。
今後、市内のバス会社を基本として委託業者を選び8月下旬には運行を開始する方針です。
さらに、市はタクシーやバスの運転手を対象に支援金を給付する移住策も打ち出していて移動手段の充実を目指したいとしています。