犯罪に使われるケースも…“ナンバープレートの盗難”「なぜ私の車を…」被害にあった男性は【大分】

2023年06月19日 15:00更新

5月に東京・銀座の時計店で発生した強盗事件。容疑者らが逃走に使った車には盗まれたナンバープレートが付けられていたことが分かっています。
知らないうちに犯罪に巻き込まれる可能性がある「ナンバープレートの盗難」。多くが首都圏などで発生していますが、大分県内でも被害が確認されています。被害にあった男性に話を聞きました。

「なんで?」被害にあった男性は…

 

警察庁によりますと2022年、車やバイクといった車両の部品が盗まれる被害は全国で約1万3000件発生していて、そのうち半分近くの6200件ほどがナンバープレートの盗難でした。

多くが首都圏などで発生していますが、大分県内でも年間数件、ナンバープレートが盗まれる被害が確認されています。

◆江島州将さん
「盗られたのが後ろのナンバープレート」

中津市山国町に住む江島州将さんです。
2023年1月、自家用車の後ろのナンバープレートが無いことに気づき警察に被害届を出しました。

自宅近くの駐車場にとめている間に盗まれたとみられています。

◆江島州将さん
「なんで?というのでパニック状態。全くナンバープレートの盗難に関して知識がなかった」

そして5月、警察から「広島県で車両の窃盗容疑で逮捕された男が江島さんの車のナンバープレートを持っていた」と連絡があったそうです。

男は盗難車両を使用する際に江島さんのナンバープレートを使っていたと言います。

◆江島州将さん
「(盗難車に)使われてというのは嫌な感じがする。犯人に直接聞きたいのは、なぜここで私の車を選んだのかということ」


 

盗難防止用のボルト使用を

 

警察庁は、対策として盗難防止用のボルトの使用を勧めていて、江島さんも被害にあったあと取り付けています。

大分市の自動車用品店です。
こちらでも盗難防止用のボルトが販売されていました。

◆オートバックス春日浦店 友永繁行さん
「標準で用いられているボルトと付け替えることによって、通常のプラスドライバーなどでは外せない」

このボルトは溝が特殊な形になっていて、専用の工具がなければ取り外すことができません。ボルトを交換するだけなので簡単な作業で済みます。


 

◆オートバックス春日浦店 友永繁行さん
「簡単に外せない、時間がかかるというところで抑止であったり防止の効果のひとつになると思う。あすは我が身の気持ちで防犯対策というところにも気を付けてもらえれば」

知らないうちに犯罪に巻き込まれる可能性があるナンバープレートの盗難。できる備えをしておくことが大切です。

 

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