暑さに体を慣らす準備を いまの時期に重要な「暑熱順化」で熱中症対策 

2023年05月16日 17:17更新

16日の県内は気温が上がり、最高気温が30度を超える真夏日となったところもありました。

 

 

本格的な夏を前に、熱中症対策として重要なのが体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」です。

 

 

どのようなものなのか医師に聞きました。

 

 

 

高気圧に覆われて強い日差しが照り付けた16日の県内。

 

 

各地で気温が上がり最高気温は日田で31.3度、犬飼で30.6度など4か所で真夏日に。

 

 

7月上旬から中旬並みの暑さとなりました。

 

 

◆男子生徒 

 

「いまはもう猛暑」

 

 

◆女性 

 

「すごく暑い。日差しがきつい」

 

 

17日も最高気温は日田で32度、佐伯で28度、大分で26度などと予想されています。

 

 

 

 

 

本格的な夏を前に注意が必要なのが熱中症です。

 

 

その対策として今の時期にしておきたいのが「暑熱順化」だといいます。

 

 

◆大分三愛メディカルセンター救急科 玉井文洋部長

 

「暑熱順化とは、体に溜まっている熱を外に出しやすくする準備。いまの時期から夏場に向けて準備をしていくことが非常に大事」

 

 

暑熱順化とはウォーキングやストレッチで体を動かしたり、風呂に浸かるなどして「体を暑さに慣れさせること」。

 

 

汗をかきやすくなり体温の上昇を抑えるほか、血液の循環が良くなるといいます。

 

 

そうすることで熱中症になりにくくなるということです。

 

 

 

 

 

ただ、コロナ禍の影響で次のような注意点も。

 

 

◆大分三愛メディカルセンター救急科 玉井文洋部長

 

「(コロナ禍の)3年間、体力が落ちたり暑さに対する体の慣れが衰えている可能性が高い。体と相談しながら、自分のできる範囲を考えながらゆっくりやることが大事」

 

 

これからさらに暑さが増してくる大分県内。

 

 

熱中症にならないために今の時期に「暑熱順化」を意識することが大切です。

 

 

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