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以前、マッキンリーと呼ばれていた北アメリカ大陸の最高峰デナリ。
アラスカ山脈にある、このデナリの頂上を目指して県内の登山グループが26日朝、大分を出発しました。
北極圏の近くに位置する北アメリカ大陸最高峰の「デナリ」。
標高6190メートルで山頂付近の気温は夏でも平均でマイナス20℃と低く、酸素も薄いという厳しい自然環境です。
このデナリの踏破を目指しているのが、県内の登山グループ「豊嶺会」です。
グループには約60人が所属し、このうちの4人が今回チャレンジします。
◆豊嶺会 蓑田さん(49歳)
「写真とかで見る風景を実際に生で見てみたいと思って、空気感とか雰囲気を味わいたいと思っています」
豊嶺会ではこれまで、九州を中心に国内外で山登りを楽しんできました。
実は44年前にも、当時マッキンリーと呼ばれていたデナリの登頂を成し遂げていて今回が2回目です。
2024年、会が創立55周年を迎えるにあたり、再び頂を目指すことになりました。
一行は富士山に登るなど1年近くかけて準備をしてきました。
◆豊嶺会 蓑田さん
「最後の頂上アタックの時は、よっぽど条件が良くないとかなり厳しくて本当に帰ってこれなくなるかもしれない。無事に帰ってくることだけは常に考えています」
そして26日、出発の朝を迎えました。
現地調達を含めると1人あたりの荷物は50キロ以上にもなります。
◆豊嶺会 蓑田さん
「無事に帰ってきて、みなさんと楽しい会話をしたいと思うので頑張ってきます」
◆清水剛副隊長(62歳)
「楽しみいっぱいだが、まずは無事に帰ってくることを目的に頑張ってきたいと思います」
◆丸山瑛隊員(33歳)
「海外登山が初めてなので、先輩たちと一緒に楽しんできたいと思います」
一行は27日アメリカに到着し、4月30日から25日間の登山活動を始めるということです。