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東京から大分に拠点を移し活動を続けている写真家の男性が3月、写真界の名誉ある賞「土門拳賞」を受賞しました。
撮影に対する思いや大分の魅力などについて話を聞きました。
ファインダー越しに大きな杉の木を見つめる1人の男性。
船尾修さん62歳。
杵築市在住の写真家です。
◆船尾修さん
「1000年くらい経っている木だそうだが、ここにあるだけで存在感みたいなのを感じる、そういうものを写しとりたいなという気持ちでシャッターを押している」
カメラは独学で始めたという船尾さん。
その土地に残る自然や文化、民族の歴史などをテーマに撮影を続けてきました。
その船尾さんの作品が3月、写真界の直木賞と言われる土門拳賞を受賞。
日本が満州を統治していた時代の市役所や銀行など、現在も中国に残るおよそ350か所の建築物をモノクロ写真にまとめました。
◆船尾修さん
「自分が今まで取り組んできた写真作品が、いろんな人たちに評価されたのは正直本当に嬉しい気持ちでいっぱい」
約20年前に東京から大分に移住した船尾さん。
神仏習合の文化が残る国東半島に魅力を感じたといいます。
そんな船尾さんの世界観を知ることができる写真展が今、JR由布院駅のギャラリーで開かれています。
テーマは「インダス川の源流部」。
インダス川流域は船尾さんが25年以上にわたって通い続けた場所です。
◆船尾修さん
「(日本と)空の色も違うし、この氷河は深さが何百メートル、あるいは1キロとか厚さがある。そういったものを見て楽しんでもらえたらと思う」
「大分には自分の撮りたいテーマが豊富にある」と話す船尾さん。
写真展は4月30日まで開かれています。