組体操も騎馬戦もない? 昔と令和の「運動会」消えた名物種目と新たな取り組み 大分
9日行われた県知事選挙は前の大分市長、佐藤樹一郎さんが当選を決めました。
その佐藤さんに選挙戦や今後の展望などについてじっくりとお話を伺います。
ーー当選が決まって率直な今の気持ちは。
◆佐藤樹一郎氏
「たくさんの県民の皆様に指示をいただき当選をさせていただきました。たいへん重責を感じて、身の引き締まる思いがしています」
広瀬知事の引退で20年ぶりに大分県のリーダーが代わることになった今回の知事選。
前の大分市長の佐藤樹一郎氏が前の参議院議員の安達澄氏におよそ6万9000票の差をつけ初当選を果たしました。
ーー17日間の選挙戦を振り返って。
◆佐藤樹一郎氏
「県下各地を回らせていただき、たくさんの方々にお会いをして意見をいただきました。大変有意義だったと考えています。 その声をぜひ県政にこれから生かしていければと考えています」
ーー18市町村を回る中で、それぞれの地域に課題があったと思うが、印象に残った言葉や出来事は。
◆佐藤樹一郎氏
「まず人口減少をなんとかしてほしいという声をたくさんいただきました。 そして、農業の振興や観光の振興、それから災害に見舞われ復旧途上のところ、例えば天ヶ瀬や湯平とかたくさん見させていただいて、 復興を早くしてほしいという声をいただきました。それから、例えば中九州横断道路道路でありますとか、中津日田道路でありますとか、そういう公共インフラに対する期待もたくさん聞かせていただきました」
ーー「広瀬県政の継承・発展」を訴えてきたが、これから手をつけるという、いわゆる一丁目一番地、具体的には何から始めるか。
◆佐藤樹一郎氏
「人口減少対策、これはやはり喫緊の課題だと思います。そのような意味では、 観光をしっかり振興していく。そして、地域の農林水産業をしっかり振興していく。そして、子ども子育て支援ですと、医療費の助成の問題や給食費の問題。そういう問題について、18市町村、そして国と連携しながら取り組みを進めていくということが大変重要だと思っています」
ーー知事としての任期が4月28日から始まる。改めて抱負を。
◆佐藤樹一郎氏
「大変身の引き締まる思いです。県民のために、18市町村の皆さんと国としっかり連携をしながら、誰もが笑顔で安心して暮らせる社会をこれから作っていきたいと考えています」