名建築を見て、食べて! “仲間たち”のこだわり詰まった「おおいた建築クッキー」誕生 

2023年03月22日 16:30更新

ここ数年、缶入りのクッキーが人気です。

 

県の名建築をピックアップしたクッキー缶が誕生しました!

 

 

おいしくて、かわいくて…大分の新たなお土産になりそうです!

 

大分の名建築をクッキーに

 

坂 茂さん設計の大分県立美術館OPAM…。

 

2022年12月に亡くなった大分県が誇る建築家・磯崎新さんの代表作のアートプラザ。

 

ジブリのような世界を作る建築家と言われる藤森照信さん設計のラムネ温泉館。

 

 

2022年誕生した「おおいた建築クッキー」です。

 

 

 

缶を開けると、まず大分の誇る3つの建築。

 

そして、お花や岩といった大分の自然をイメージしたクッキーが詰まっています。

 

 

ーー県 芸術文化スポーツ振興課 池田隆代さん

 

「大分県立美術館OPAMの新しい魅力発見の一つとして『建築をテーマにしたお土産物を開発したいね』という話があがりまして、若い女性のご意見を聞きながら開発いたしました」

 

「建築のこだわり」も細かく表現

 

全体のコーディネートをアートNPO法人「BEPPU PROJECT」が行い、日出在住のデザイナー安部芽衣さんが具体的なビジュアルを担当。そしてクッキーは、丁寧なクッキーづくりが評判の<べっぷ優ゆう>が担うことになりました。

 

 

しかし、実際の建築物をクッキーの図柄にするにはかなり大変だったようです。

 

 

 

ーーカメグラフィックス 安部芽衣さん

 

「なるべく線を少なくして構成するっていうのを念頭でやってたんですけど、そういった中で、OPAMさんの格子部分の表現をバッテンだけで私が描いてたんですけど、 それを建築事務所の方に確認していただくと、『“ばつ”と“プラス”ですね。合わさった“四つ目崩し”っていうのが実際とても大事なので、そこを表現してください!』って言われて」

 

 

 

坂茂さんデザインのこだわりを改めて知ることになりました。

 

 

一方、クッキーを作る皆さんもここまで細かい作業は初めて。

 

 

ーー社会福祉法人 べっぷ優ゆう 永松温子さん

 

「うちのクッキーはすべて手づくりなので、細かい線がきれいに出るかなという心配もありましたし、缶(クッキー)を作るのが初めてでしたので、詰めるのは誰が??みたいな感じで」

 

 

 

作っているのは障害のある仲間たち。

 

でも、その心配は無用でした。

 

 

みんなで役割分担をして、1枚1枚、丁寧に手作り。

 

美しく、素朴な美味しさのクッキーを生みだしました。

 

 

ーー社会福祉法人 べっぷ優ゆう 永松温子さん

 

(完成品を見た反応は・・?)

 

「やっぱり、かわいい!って感じですね。自分たちが作った!っていう達成感は大きいと思います」

 

 

 

ーーべっぷ優ゆうの仲間たち

 

「缶クッキーは大変です。でも楽しく作ってます!みんなに食べてほしいです」

 

 

3種類の建築クッキー以外は、大分の自然をイメージしています。

 

白いクッキーは、別府の湯けむりかもしれません。岩のようなクッキーは石垣かもしれませんし、摩崖仏かも知れません!

 

 

建築を巡り、そして大分の自然を楽しんだ旅人のお土産に。

 

「おおいた建築クッキー」ができました。

 

 

 

<販売場所>

 

OPAM、SELECT BEPPU、ゆめ十夜(別府のブックカフェ)、べっぷ優ゆうのオンラインショップ

 

価格:2500円(税込)

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