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大分県豊後高田市から、国宝の見所と光のイベントをご紹介します。
国宝・富貴寺と田園風景が広がる田染地区では、この時季ならではの幻想的な光景に出会えます。
九州最古の木造建造物は鮮やかな彩り
豊後高田市にある国宝・富貴寺大堂。
現存する九州最古の木造建造物はいま、まさにイチョウの黄色やモミジの赤で鮮やかに彩られています。
ーー富貴寺 河野順祐副住職
「ここは特に遅くて、11月終わりから12月頭に、皆さんが紅葉が終わったなと思うころに1番きれいになる」
美しい紅葉シーズンには2つの特別な楽しみ方も。
1つ目は普段は閉ざされているお堂の扉が開放され、本尊の阿弥陀如来像を拝むことができるんです。
境内のライトアップ
さらに、週末限定で行われていたのが…境内のライトアップです。
闇夜に紅葉とお堂がきれいに浮かび上がるよう、地元の有志がおよそ80個のライトを設置しました。黄色い絨毯も照らし出され、この時季だけの幻想的な景色が広がります。
ーー参拝客は
「初めてライトアップに来たがすごくいい」
「幻想的。昔、京都や奈良の夜のライトアップを見に行ったが負けず劣らずという感じ」
また、無病息災のご利益があると言われる「大根炊き」の振る舞いが、ことしは3年ぶりに再開されています。
今年のライトアップは12月4日まで行われていました。
のどかな田園風景が広がる田染地区
一方、こちらは平安時代から変わらないのどかな田園風景が広がる豊後高田市の田染地区です。
稲刈りが終わった田んぼが夜になると…
あぜ道に沿って置かれたおよそ1万本のLEDライトでライトアップされます。
ことしで7回目となるイルミネーションイベント「田染荘千年のきらめき」です。30分ごとに黄色と緑のライトが交互に光る様子を訪れた家族連れなどが楽しんでいました。
ーー訪れた人は
「他のところにないようなイルミネーション」
「真っ暗な中に明かりがともされているのでとても自然を感じてイルミネーションがきれいだと感じた」
ーー豊後高田市農業振興課 江口央倫さん
「夏は田植え、秋は収穫、そして冬はイルミネーションを楽しみに来てもらえれば」
田染荘のイルミネーションは来年2月17日まで行われ、毎日午後5時半ごろからおよそ3時間点灯されます。
田染荘のイルミネーションは来年2月17日まで
豊後高田市でいまだけ出会える幻想的な光景。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。