「秋山幸二さんが思い浮かんだ」太鼓判 西武2位古川選手 目指すは“三冠王とトリプルスリー”

2022年11月15日 12:30更新

ことしのプロ野球ドラフト会議で、埼玉西武ライオンズから2位指名を受けた大分県佐伯市の佐伯鶴城高校・古川雄大選手が今月10日、球団と仮契約を結びました。推定で契約金は7000万円、年俸は750万円です。

 

夢への一歩を踏み出した古川選手。

「三冠王・トリプルスリーを目指す」と大きな目標を掲げました。

 

また会見に同席した球団の潮崎哲也編成グループディレクターは、古川選手について、トリプルスリーなど数々のタイトルを獲得した元西武の「秋山幸二さんが思い浮かんだ」と評価。

身長186cm、体重90キロの恵まれた体格で、走攻守3拍子揃った古川選手の「スケール感のデカさに惚れた」と太鼓判でした。

 

会見をほぼ全文でお届けします。

 

まずは「怪我をしないようにしっかりとした体を作る」

 

(佐伯鶴城高校・古川雄大選手)

より一層プロに近づいたと実感しています。これからも頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします。

プロにさらに近づいたということで身の引き締まる思いです。

 

――改めてプロに近づいた実感は。

 

プロに行ってすごくいい環境でやれるということを潮崎さんから教えてもらったので、それに向けてしっかりやっていこうと思っています。

 

――どんな選手になりたいか。

 

第一に、怪我をしないようにしっかりとした体を作ること。チームに馴染んで、自分に求められるプレイヤー像ということをしっかりと考えてやっていきたいなと思います。

 

――球団の方からどんな部分で期待をされていると言われたか。

 

身体能力の高さをすごく言われたので、それを活かした守備だったりバッティングだったり走塁をやっていきたいと思います。

 

――目標の選手、成績は。

 

前からずっと言ってきましたが、目標は柳田悠岐選手。柳田選手を越えられるような選手になりたいと思っています。

これから目指すタイトルは三冠王、トリプルスリー。

 

 

――ファンに対してどのようなプレーを見せたいか。

 

自分のプレーをみて、感動と言いますか……見たことない動きを見せられたらなと。オッと驚かせられるようなプレーをしたいと思います。

 

――プロではどういう日々を過ごしていきたいか。

 

まだ18歳なので時間はあると思います。1日1日しっかりと先輩方から学んだりして、なるべく早く一軍で定着できるようにやっていきたい。

 

――球団への印象は。

 

すごくチームの雰囲気が好きで、SNSなどでも前任の辻監督と選手のやりとりだとか、そういうのを見て、雰囲気がいいなと思いました。

 

――(来季から監督を務める)松井稼頭央監督は目標とするトリプルスリーを取った人だが、指導を受けれることに関しては。

 

すごくありがたいと思っています。すごいタイトルを取った方。取り込める部分もあると思うので、いろいろ学んでやっていきたいと思います。

 

――契約金の使い道は。

 

1番最初に親に何かプレゼントをあげたいとは思っています。

これから考えて行こうと思います。

 

 

「走る打つ投げる、全てで大きな選手に」

 

――(潮崎氏へ)改めて2位指名。なにを期待した?

 

(潮崎氏)

スケール感のデカさに惚れた。

私自身は秋山幸二さんが思い浮かんだ。走る打つ投げる、全ての面で大きな選手になると思っているので球界を代表するような選手になってもらいたいです。

 

――どういった日々を過ごしてほしいか。

 

1日1日を大事にしてほしい。

高卒18歳で入っても、あっという間に現役時代は終わってしまう。終わった人間からするとあっという間だったなというイメージしかない。

だから1日1日を大事にして悔いのないプロ野球をしてほしい。

 

――期待する数字は。

 

まだ成績のことをいうのは早いとは思うが、将来的にはトリプルスリー。可能性を秘めた選手だと思うので、そこに期待したい。

 

――(古川選手へ)侍ジャパンの強化試合も行われている。そういう目標は。

 

(古川選手)

試合を拝見して、あの場所で侍ジャパンとして日本を背負って試合をしてみたいと思いました。これから練習を積んで、そういう場所にふさわしい選手になれるよう頑張っていきたい。

 

――試合を見て、特に刺激受ける選手は。

 

村上選手ですね。

球界最強、日本人最多本塁打。すごくかっこいいと思います。それを抜いてみたい。

 

――背番号は。

 

まだ、特に考えてないですが若い番号をもらえたら嬉しいです。

 

――どんなプレーをイメージしているか。

 

盗塁で足の速さを見せたり、外野手でも守備範囲の広さ、ダイビングキャッチをしたり、そういうところでファンの方をすごい、と思わせるようなプレーをしたい。

 

――(潮崎氏へ)松井監督と古川選手、重なる部分は。

 

(潮崎氏)

松井監督の場合は足の速い1、2番タイプだったのがホームランを打てる選手になったという感じ。

古川選手の場合は、ホームランバッターだけど盗塁もできる選手という感じです。

結果は同じにしてもスタート地点は違うのかなという気はします。

 

――ドラフトから今日までどんなトレーニングしたか。数字に変化はあったか。

 

数字的には増えてはないですが、毎日毎日練習になると思うので怪我をしない体を作るために、細かい筋肉を鍛えたり、強い下半身を作ったりしている。主に下半身、重点的にトレーニングをしています。

 

 

来月上旬に入団会見へ

 

会見では、緊張した様子も時折顔をほころばせながら、プロへの目標を語った古川選手。

今後の活躍が期待されます。

 

古川選手は来月上旬に東京で開かれる入団会見に臨む予定です。

 

 

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