「ほぼコロナ禍前に」行楽シーズン‥賑わい戻る観光地 背景に「全国旅行支援」【大分】

2022年11月04日 18:30更新

秋も深まり、本格的な行楽シーズンを迎えていますが、ことしは大分県内各地に賑わいが戻っています。

 

その大きな理由というのが「全国旅行支援」です。

観光地を取材しました。

 

◆TOS白井信幸記者

「紅葉で色づいた由布岳が正面に見える湯布院の湯の坪街道です。天気に恵まれ、多くの観光客で賑わっています」

 

祝日だった3日の由布市湯布院町です。

湯の坪街道は賑わいを見せ、近隣の駐車場はいたるところが満車になっていました。

 

また、金鱗湖周辺では外国人観光客の姿も。

 

 

入国制限の緩和も賑わいに一役買っているようです。

 

◆タイから

「ビューティフル(美しい)。エンジョイ(楽しい)」

 

もちろん、国内からの観光客の姿もありましたが、利用していたのが…。

 

◆鹿児島から

「旅行支援。ものすごく得です」

 

10月から始まった「全国旅行支援」。

1人1泊あたり最大1万1000円の補助が受けられます。

 

その一部はクーポン券で、休日は1000円分、平日は3000円分が受け取れます。湯布院町の土産物店でも利用する人の姿が見られました。

 

◆店の人は

「平日の方が忙しいですね。大変効果はあると思います。うれしい」

 

全国旅行支援の効果は、別府市の城島高原パークでも。

クーポン券で入場券の購入や飲食店などの支払いができ、多くの観光客が利用しているといいます。

 

全国旅行支援の開始以降、周辺にある温泉街の宿泊客が回遊してくる良い流れができているということです。

 

◆城島高原パーク 佐藤啓一 統括副支配人

「この秋だけ考えると、ほぼコロナ禍前の状況には戻ってきている状態ですね」

 

 

 

コロナ禍では3度目の秋の行楽シーズン。

全国旅行支援を追い風に、観光地には久しぶりに賑わいが戻っています。

 

 

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