【会見詳報】埼玉西武3位指名・狩生聖真投手 会見で語った決意と感謝 大分 佐伯鶴城高
シーズンを5位で終え、30日からJ1参入プレーオフに臨むトリニータ。
悲願のJ1復帰のためには3試合に勝利する必要があります。1回戦の相手は初のJ1昇格を目指す、シーズン4位のロアッソ熊本です。
28日、両チームの監督とキャプテンがオンライン記者会見に臨みました。
その記者会見の様子を全文公開します。
<会見全文>
ーー初めに意気込みを。
ロアッソ熊本・大木武監督
胸を借りるつもりで、全力で戦いたいと思います。
大分トリニータ・下平隆宏監督
大木さんは胸を借りるつもり、とおっしゃっていましたけども、借りるのはこちら側の方で、僕は大木さんのサッカー大好きですし、ロアッソのサッカーも面白いなと思っていつも見ています。
(大木監督)ありがとうございます。(笑い)
こればかりは決戦なので、お互いに覚悟を持って戦うゲームになると思います。選手ともできることをしっかり準備をして、最後は気持ちの部分を本気で出して戦いたいと思います。
ロアッソ熊本・河原創選手
ホームでやれるということはすごく良いことだと思いますし、今シーズン1年しっかりやってきたことをプレーオフでもチーム全員で戦って、頑張りたいと思います。
大分トリニータ・下田北斗選手
九州ダービーですし、本当に多くのサポーターの方が大分から応援に駆けつけて一緒に戦ってくれると思います。そのサポーターの皆さんのパワーも借りて、必ず勝利できるよう頑張っていきたいです。
ーー(大木監督へ)大分には今季1勝1敗。大分の印象と熊本が得点をとるポイントは。
ロアッソ熊本・大木監督
大分の印象ですが、ゲームを壊すようなプレーはしないということですね。先程、下平監督から「熊本のサッカー」という風に言われましたけども、こちらも同じで、やはりその尊敬に値するようなゲームをするということ。そこでどこがポイントかと言ったらやはり怠けない、ということですね。最後までやるということですね。そういうことをしっかりやってゲームを進めていきたいと思います。
ーー(両監督へ)相手の警戒するポイント・選手は。
大分トリニータ・下平監督
普段だったらこういう時に色々話したいですし、情報は公開したいと思っていますけども、こういう形で相手監督とキャプテンに聞かれているとなると、めちゃくちゃ喋りづらいなぁと。(笑い)
警戒するべき点は、そちらにいらっしゃる河原選手です。(笑い)
ーーそれを踏まえて大木監督は?
ロアッソ熊本・大木監督
私も言いたいところですけども‥。
気をつけなきゃならないのは、下田くんかな。(笑い)
もっと言えば、どこをとっても気は抜けないと言いますかね、たくさんいい選手いますからね。もちろんうちも負けないつもりでいますけども。
どこでも気を抜けない誰もが注意すべき選手だと思います。
ーー(下平監督・下田選手・河原選手へ)先程相手の印象はという質問が大木監督にありましたが、他のお3方の相手の印象は。
大分トリニータ・下平監督
まず、僕がいろいろサッカー見てきた中で、今の熊本の大木さんのスタイルというのは、正直、見たことがなかったというか、特殊と言ったらあれですが、面白いサッカーだなと本当にお世辞抜きで感銘を受けました。
北斗はわかっているけど、(熊本との)1戦目のトレーニングのときに対熊本用でBチームの方に熊本のシステムをやってもらって。もちろん即席で、完璧じゃないですけども。
即席でやって11対11の紅白戦をした時に、まぁボール取れなかったんですよね。なんだこのシステムは、と。自分達でやってみたらすごく難しいというか、相手にしたら難しいシステムになっているなというのがあって、非常にやりづらい相手だなという印象がありまし。
ここまで大木監督が積み上げてきたものを若手の選手たちがそれを体現して、チームとしても輝いています。
個々の選手も輝くような活躍をして、一人一人の個性が立っていて、非常に面白いチームですし、面白い選手もいますし、相手にするのは手強いですけど、単純に本当にいいチームだなと思っています。
大分トリニータ・下田選手
ホームとアウェーで1回ずつ対戦しましたけど、下平監督も言っていたように非常にアグレッシブで、攻守において人をかけて、ボールも人も動くようなサッカーということですごく捕まえづらい印象もあります。やっていて、やりづらいなと感じたこともあります。
見ていて単純に楽しいサッカーをするなぁという印象です。
ロアッソ熊本・河原選手
2試合やりましたけど、やはり各ポジションにいい選手が多いですし、いろんなパターンで攻撃してくるチームだなという印象です。
ーー(下平監督へ)大分は勝利が必要ですが、レギュレーションで戦い方は変わるか。
大分トリニータ・下平監督
非常にお答えしづらい…。(笑い)
もちろん普通ではないことはわかっていますが、リーグ戦とは違う戦い方というのは考えなきゃいけないなと思っていますし、引き分けだと勝ち上がれないというのは僕らにとって大きなハンデになるので、そのハンデを乗り越えるためにしっかり準備していきたいなと思います。
ーー(河原選手・下田選手へ)お互いに警戒されていると名前が上がりましたが、どちらもボールを握りたいチーム同士の対戦ということで、お互いゲームメーカーとして相手の印象は。
ロアッソ熊本・河原選手
やはり下田選手の左足というのは脅威になると思いますし、試合をやっていても自分達のすごく嫌なところにポジションをとっている選手だなという印象です。
大分トリニータ・下田選手
褒めてもらって嬉しいです。(笑い)
僕の河原選手の印象は、熊本のサッカーの中心で、河原選手がいろんなところのバランスをとってボールを動かしたら前に展開していったりというところをやってるいるのかな、という印象はすごく受けます。決定的なパスも出せるということで、常に気を抜けない選手というか、チーム全体としては意識をしていかないといけないと思います。
終始和やかな雰囲気で行われた会見でしたが、重要な一戦を前に、お互い手の内は明かさないよう、言葉を選んで話している様子でした。
すでに熊本のスタジアムのアウェー席は完売していて、サポーターも気合十分です。
1年でのJ1復帰を目指す注目の一戦は30日の日曜日、午後1時5分キックオフです。
J1復帰へ、声援を送りましょう。