早くも「年末年始商戦」食卓を彩るクリスマスケーキやおせち トレンドや物価高騰の影響は 大分
台風14号の最接近から26日で1週間です。
25日までシルバーウィークでしたが、大分県内の観光地への影響が続いています。
19日月曜日に県内に最接近した台風14号。26日の県のまとめでは、11人がけがをし建物被害は438件。県道や市と町が管理する道路の40か所で全面通行止めが続いています。
◆TOS油布良平記者
「湯平温泉へと続く県道です。この先、復旧工事が行われていて、温泉街に行くことが出来ません」
台風接近から1週間となったいまでも大きな影響が残っているのが由布市湯布院町の湯平温泉です。湯布院インターや大分方面から湯平温泉に行く場合、通常は国道210号から県道を進んでいきます。しかし、台風で県道の一部が崩落したためこの道は通行止めとなっています。
現在は遠回りをして県道11号・通称やまなみハイウェイ方面からしか温泉街には行けません。
シルバーウィーク真っただ中の24日、湯平温泉を歩く観光客の姿はまばらでした。川沿いの住宅が被災するなど台風の爪痕がそのままになっています。
◆広島からの観光客 日帰り
「被害はあるだろうが大分に来ているのなら時間かけても来た方がいかなと思って来た」
◆熊本からの観光客 日帰り
「頑張って復活してくれたらうれしい」
本来は書き入れ時のシルバーウィークですが、こちらの旅館は増水した川の水で駐車場の土台部分が崩落。休館を余儀なくされました。
◆ゆけむりの宿 花木綿 秋吉彩花さん
「2年前の大雨でも同じように陥没していたので、客を受け入れる準備に時間がかかると思った」
客室は8室あり、シルバーウィークの予約は連日満室でしたが、安全面を考慮して宿側から全てキャンセルを依頼したということです。
ただ、温泉や建物に被害は無く安全が確認できたため、28日から営業を再開する予定です。
◆ゆけむりの宿 花木綿 秋吉彩花さん
「営業面ではだいぶ痛いが、これからもっと気合を入れて頑張ろうと思っている」
一方、こちらは杵築市の住吉浜リゾートパーク。
護岸が数十メートルにわたって崩れたほか建物が冠水するなどの被害が出ました。
シルバーウィーク後半の3連休は500人以上の団体客などの予約が入っていましたが、宿泊客を受け入れることはできませんでした。
24日からゴルフ場と一部のマリンスポーツは営業を再開しました、キャンプ場のオープンは10月中旬以降の予定です。
◆住吉浜リゾートパーク 釘宮浩三園長
「園内相当、松葉とか漂着ごみとかあるので見た目が良くない。それをどう片付けていくのか、けっこう長期戦になる」
シルバーウィークの県内に大きな影響を及ぼした台風14号。完全な復旧にはまだ時間がかかりそうです。