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中秋の名月だった9月10日の土曜日、大分県の中津城を舞台にしたユニークなイベントが開かれました。
普段の風情あるお城が大変身しました。
中津市の観光スポットの一つ中津城。豊臣秀吉の軍師も務めた黒田官兵衛などが築いた城で、1964年に現在の姿に復元されました。
10日土曜日、その中津城に何やら大型の機材が設置されていました。実はこの日、ちょっと変わったイベントが開かれるんです。
◆千雅商事 段上秀貴さん
「この中津城ができたのが昭和39年にできて、その時は遊園地があったりイベントがあったりした。もう一度、中津市民に中津城に来て遊んでほしいと企画した」
日が暮れるにつれ人が集まってきました。
すると…中津城が鮮やかにライトアップ!
集まった人たちが楽しそうに踊り出しました!「SHIRO-DISCO」と銘打たれた野外ディスコです。
おりしも、この日は中秋の名月。
満月もミラーボールに見立てているそうです。県の内外から集まったおよそ300人がディスコミュージックに身を委ねながら思い思いにダンスを楽しみます。
◆TOS山路謙成記者
「会場も盛り上がってきたので私も参加したいと思います」
さらに天守閣もステージに!まさに、日本一高いお立ち台です。
◆参加者は
「本当に皆を元気にしてくれるイベントだと思う」
「楽しい。今までこんな楽しいというのはなかったのでぜひまた来年もしてほしい」
◆千雅商事 段上秀貴さん
「皆さん本当に楽しく踊ってもらったので良かった。第2回、第3回ぜひやりたい」
さらに、12日は―。
ディスコの賑わいとは打って変わって、薪能が行われました。天守閣を背に野村萬斎さんなどが狂言を披露すると、あたりは和の雰囲気に包まれ訪れた人を魅了していました。
◆野村萬斎さん
「それぞれの町が個性をもって輝ける。そういう町おこし、村おこし。そういう取り組みは素晴らしいと思う。私たちもライブパフォーマンスアートをしているつもりなのでライブの力を信じて皆さんとこう場を共有したい」
お城という舞台を生かして開かれたユニークなイベント。
今後、町おこしの新たな手法の一つとして注目されそうです。