「なごり雪」伊勢正三さんの足跡たどる資料館 全国からファンが津久見へ【大分】

2022年09月17日 16:00更新

「22歳の別れ」や「なごり雪」でおなじみ、大分県津久見市出身シンガーソングライターの伊勢正三さんの資料館が津久見市に誕生して、およそ2か月。

 

資料館を運営する地元の有志などに、訪れた人反応などを取材しました。

 

 

古民家にミュージアムがオープン

 

津久見市出身のシンガーソングライター伊勢正三さん。

 

「かぐや姫」「風」という2つのグループで時代を築いたアーティストです。2021年にデビュー50周年を迎え、現在もソロでのライブや他のアーティストとのコラボレーションなど幅広く活動をしています。 

 

7月24日。津久見市中央町の古民家に、ギターや自身が書いた譜面など数百点を展示すミュージアムがオープンしました。

 

 

 

開館から1か月 各地から多くの人が

 

開館から1か月、開館しているのは土日だけにも関わらず500人、遠くは新潟、仙台などから。

 

 

こちらは自宅にあった机。ここからたくさんの曲が生まれました。

 

また、その机にはたくさんの直筆の楽譜が。同じ曲でも編成の違うコンサートごと、様々なアレンジの譜面が存在しています。

 

 

ーーなごり雪の会 田中陽一会長

「伊勢さんの、これだけのものを50年間、よくもとっておいたなと思います。アルバム作るときに、こういうストーリーで、最初こういう構想で、というのをノートに書いて、それがだんだんと、譜面になっていって、最後に楽曲になるという、作品になるというストーリーがわかるものがたくさんあります」

 

 

 

伊勢さんの相棒も展示

 

たくさん展示されているギターの中で、とりわけ貴重なものが‥数々の名曲を紡いできた名器。まさに伊勢さんの相棒です。

 

 

音楽庵がオープンした時、伊勢さんは「ここにあるものは過去のもの。曲が生まれていく様子を見ていただいて、そこから何か新しいものを作りだすきっかけになってくれれば」と語ったそうです。

 

 

ーーなごり雪の会 田中陽一会長

「まだ高校生とかの息子さんを連れてきた方もいらっしゃいます。息子さん、3人だったかな。お父さんの影響で音楽をされていて、このギター見て一生懸命、ご覧になってました。お父さん説明してました。息子たち、真剣聞いてました。なかなかいい光景でした」

 

 

 

伊勢正三ミュージアム「海風音楽庵」

 

土曜、日曜、週末だけの開館です。

 

 

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