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ウクライナから大分県別府市に避難してきて約2か月。
言語や文化の壁を乗り越えて、就労の動きも。
別府市の歯科医院にはウクライナから避難した2人の姿がありました。
別府市の歯科医院で治療の補助を行っているのはミハイロフ・ミキータさん23歳。ミキータさんはウクライナで歯科大学を卒業後、歯科医師として働いていました。
ウクライナの歯科医師免許は日本では使えませんが5月末から、婚約者のスコリューク・ヤーナさんとともに週に5日、働いています。
ミキータさんは歯科医師などの助手を、ヤーナさんは器具の滅菌作業などを担当していて、2人も英語や翻訳機などでコミュニケーションを取っています。
◆スコリューク・ヤーナさん
「皆さんすごく優しくていろんなことを教えてくれて助けてくれる」
2人は共に避難してきた家族の治療に付き添った際に院長から声をかけられ働くようになったそうです。
◆ミハイロフ・ミキータさん
「とても楽しいし、こうやって働けることがすごく嬉しい。院長に声をかけてもらって感謝しているし歯科医として成長できる機会をもらえたと思っている」
ミキータさんは日本語をマスターし、日本で歯科医師免許を取得することを目標にしているということです。
◆ルミエール歯科 藤井茂仁院長
「大変だと一言で解決できるものじゃないと思うが、何かできることはないのかなと。彼たちの自立の道をサポートできればいいと思う」
教育や就労の問題はまだまだ課題が多く残っていますが、避難してきた人たちは言葉や文化の壁などを乗り越えながら少しずつ歩みを進めています。