「鏝絵」江戸時代から続く漆喰アート 風雨に耐える練り込み技法

2024年09月03日 16:00更新

今は個性や多様性が尊重される時代になっていますよね。


ファッションやメイク、特技や趣味など、様々な分野でそれぞれのオリジナリティが輝く時代ですが、それは人に限らずモノにも当てはまるのかもしれません…。


実は今回、そんなことを考えるきっかけを取材したんです!


それが鏝絵(こてえ)です。


鏝絵は、江戸時代中期から盛んになった漆喰の浮き彫り細工で、左官職人さんが「こて」を使って作ることからこの名前が付きました。

実は日本では古くから、建物の外観に鏝絵を付けて個性を表現していたそうです。


守り神の様な存在としても重宝されていて、描かれているものによって意味が異なるそうです。大分の鏝絵は、日出町から普及が始まったとされていて、先駆者である青柳鯉市(あおやぎこいち)は大分のみならず、全国でも有名な佐官職人だったそうです。

鯉市の作品は風雨にさらされても風化しない「練り込み技法」を使用しているのが特徴で、130年以上経った今でも鮮やかな色を残しているんです!


日出町には30か所以上に今も鏝絵が残っていて、きょうの放送ではその魅力と歴史的な価値に迫ります。


鏝絵の迫力にうっとりする、生野特派員と私(羽太)の表情にも是非、ご注目ください~(笑)

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