昭和レトロ食器が55円 掘り出し物発見♪佐伯市のリユースショップの魅力を徹底解剖【トク活】

2024年05月29日 12:30更新

便利で得する生活を楽しもうという情報をお届けする「トク活」のコーナー、今回はリユースショップ活用術をお伝えします。


訪ねたのは佐伯市直川にある「マチラボ」。早速目立っていたのが、カゴに無造作に入れられた食器や植木鉢。そこで代表の薬師寺祐輔さんに聞きました。これは無料ですか?

「無料です。鉢とコンテナに入っている食器は何枚でも持って帰っても大丈夫です」


さらに店の中もすごかった!スーパーの跡地を利用したという広々としたスペースで見つけたのは、昭和レトロな食器たち。

「(手に取ったコップは)1個110円ですね。(手に取ったお皿は)1枚55円くらい」

“くらい”というのは…?

「ウチが値段をつけてないんで」

値段貼ってないのも結構あり、同じものもたくさんあります。

「そうですね、物がちょっと多すぎて。その場で交渉というか。一つで買うなら55円」

10個買おうと思うんだけどまけてくださいって言ったら?

「330円とか。段ボールにどんどん詰めてもらって100個とか買うんだったら、それで安く2000~3000円とかで売ったりします」


そもそもどうしてそういうことができるんでしょうか?

「ウチが片付け業自体が本業で、こっちのリユースショップは、片付け業の中でどうしても出てくるものを提供できる場所としてやっているので」

処分してほしいと依頼されたものの中にはまだまだ使えるものがいっぱい。ならば必要な人に使ってほしいと激安価格で販売しているんです。他のショップで引き取ってくれないものも、リユースできそうなものは無料で引き取ってくれます。


例えば店内にあった古い着物には、購入時の値札でしょうか、6300円と書かれていますが…。

「そうですね。でもうちでは330円です。着物のリメイクとかをする人がいるので提供してますね」

一方、工具コーナーでは…。

「釘一本ぐらいだったらタダです。これ一箱くださいって言ったら、だいたい200円か300円くらいでしょうね。箱付きで」

トレーニング器具もありました。

「これは多分腹筋をするやつですね。550円です」

別のトレーニング器具も550円。

「買ってまた帰ってくる時もある。レンタル感覚ですね。皆さんやっぱ飽きちゃうんで」

こんな珍しいものもありました。

「これは昔の多分みかんの木箱ですね。こういう感じで板を置いて多肉植物とか置いてもいいんじゃないですかね。これは330円です。隣の缶は昔のお茶入れ、保存容器です。ドライフラワーとか入れて飾ったりしてますね。これも330円です」

タンスもたくさんありました。驚いたのは、持って帰るならほとんどが無料だということ。そのワケは「運ぶのが大変だから」とのことです。


佐伯市内から来ていたお客さんにお目当ての品を聞いてみると。

―お客さん 「少し古いものでちょっと集めているものがあるんですが、小物入れ。値段は多分300~500円の間と思いますね。あとネコを飼っているので、畳の上に敷くネコのマット。ガリガリしないように。マットはまだ値段聞いてない」

―マチラボ 薬師寺さん 「1枚50円」

マットの山、合わせて2000円くらいになるとのこと。

一緒に来ていた奥さんが見つけたのは、着物の反物です。

―お客さん「いろんなものが作れるかなと思って。普通のリサイクルショップよりここは安いですよね。このバッグも魚釣りとかに行くのにいろんな入れるのにいいのかなと思って。110円。中見たら分かれてていろいろ入れられるようになってるし。110円とか考えられないですよね。日本人の人はいいものでもすぐ捨てちゃいますよね。でも外国の人たちは本当に5代とかにもわたってそういうふうにものを大切にするので、そういう考えをみんなが持ったらいいのかなと思いますけど。いっぱいいいものがありますもんね。もっとここのお店をみんなが知ったら多くの人来るんじゃないですかね」


―マチラボ 薬師寺さん「だいたい皆さん安いって言って帰られますけど、これだけ広いのでだいたい何でも置いてるので、何かしら自分にあったものが見つけられるかなと。気楽にご相談いただければと思います」

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