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大分県別府市では今、明治から昭和にかけての街の姿を記録した古い絵はがきの展覧会が開かれています。
「絵葉書に見るわが町・別府温泉の変遷」と題したこちらの展覧会。
別府市内にある築およそ160年の古民家「良聞居」を管理する秋吉収さんが企画したものです。
◆絵はがきの展覧会を企画した秋吉収さん
「別府温泉がこの100年でどのような変化をしていったかを絵はがきで見てもらい、次の100年どのようにあればいいのかを模索しようという企画」
会場には「良聞居」の所蔵品を含む明治、大正、昭和の絵はがき約200枚が展示されています。
こちらは大正時代の絵はがきです。
奥の山は高崎山。現在の北浜公園あたりの約100年前の様子で、当時、この辺りには砂湯がありました。
この砂湯の絵はがきは、ほかにも展示されていて昭和に廃止されるまで人々の憩いの場だったことが伝わってきます。
また、温泉街の発展の様子を紹介したコーナーも。
明治末期のこの絵はがきは、現在の別府タワーの周辺の様子を記録したもので、当時は砂浜が広がっていました。
その後、一帯では海岸の埋め立てが進められ、大正時代の絵はがきを見ると旅館街ができていました。
絵はがきを通じて、湯の街・別府の歴史を知ることができるこの展覧会は11月26日まで(火・水休み)、別府市創造交流発信拠点『TRANSIT』で開催されています。
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