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子育て中の母親を中心に、相談事のほか何気ない会話を楽しむオンラインコミュニティーが7日、大分市でこども服などの譲渡会を開きました。
母親同士で繋がることの大切さを訴えるこのコミュニティーの活動を取材してきました。
ママ同士で繋がるコミュニティ
オンライン上で、手軽に作れるおやつを紹介しているのは大分市に住む本室朝美さん。小学生3人のママです。
本室さんは3年前、あるコミュニティーを立ち上げました。
その名も「大分のママ集まれ!」です。
ーー大分のママ集まれ! 本室朝美 代表
「コロナ禍で休校とか外出自粛になって、今のお母さんはどうやって子育てしているのかなと思った。オンラインでこういったコミュニティーを作って、ちょっとおしゃべりしたり情報交換する、立ち話の代わりになればと思って」
現在メンバーは約400人
現在のメンバーは20代から60代までのおよそ400人。
その中には県外出身など、同じ環境の人たちが集まる9つのサークルも立ち上げています。
その1つが、双子や三つ子など多胎児のママが集まるサークル。
本室さんの実の妹で、三つ子を育てる田中舞さんがリーダーを務めています。
ーー三つ子のママ 田中舞さん
「初めての育児で分からないことだらけで。でも多胎だから情報が少ない。だからどうしたらいいんだろうと凄く育児に悩んでいた」
ママになりたての時期をこう振り返る田中さん。
同じ環境のママたちが相談し合える場になればと月に1回、オンラインでおしゃべり会などを開いています。
ーー参加した双子ママ
「子どもが途中泣いたりとかしたけど、オンラインで自宅でできるならではで、お世話をしつつ、皆さんと情報交換もできて凄く良かった」
「双子を連れていると外に出るのも難しいし。(おしゃべり会は)リフレッシュにもなるし、また頑張ろうって思える」
ママたちの声で実現した“譲渡会”
さらにこの日は、大分市で子ども服などの譲渡会を開きました。
「譲りたいけど譲る相手がいない」。
「譲ってもらいたいけど相手がいない」。
こうしたママたちの声がきっかけです。
会場には服やおもちゃなどおよそ1100点が並び、訪れた人たちがお目当ての品を無料で譲り受けていました。
ーーママたちは
「すぐ大きくなるので、こうやって譲ってもらえることがありがたすぎる」
「(三つ子がいて)3人の洋服を買うとなると凄く値段がかかってくるので、大変ありがたい」
ーー大分のママ集まれ! 本室朝美 代表
「こういう場を通じて、また人と繋がることで悩みとか孤独が解消されると思う。また他の人と繋がって、楽しく育児してもらいたい」
育児中のママたちを繋げる「大分のママ集まれ!」。
その輪はますます広がりを見せています。