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10月に入り本格化しているのが新米の収穫です。
2026年の新米の価格は2025年よりも下がり消費者にとってはうれしい状況ですがコメ農家からは「利益が出ない」などと悲痛の声も聞かれます。
取材しました。
迎えた実りの秋。
1日、宇佐市の農家が精を出していたのは新米の収穫です。
院内町のこちらの田んぼでは先週から収穫が始まりました。
◆コメ農家 池田雅彦さん
「質が最高の一等米の比率が高いので(品質は)大丈夫だと思う、この時期の分については豊作になると思う」
◆TOS山路謙成記者
「大分市内のこちらのスーパーにはすでに新米が入荷されている が去年のコメの価格と比べると新米は1000円以上安くなっている」
2026年は2025年と比べて新米の販売価格に変化が起きています。
農林水産省によりますと、9月20日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は5キロあたり2934円でした。
前の年の同じ時期より1300円ほど安くなり、2週連続で3000円台を下回っています。

こちらの店では去年のこの時期、新米5キロあたり4900円ほどで販売していましたがこの日の価格は3200円ほどでした。
◆客
「一瞬見てあっ安いなと。うれしいです」
「そりゃいいですよね、コメが安いのは。量がいるから」
◆コープ南春日 三浦隆弘店長
「ことし新米に関しては概算金も 昨年よりかなり減っているということでことしはかなり安く入荷している」
価格が下がっている要因の1つが概算金です。概算金とは農家から販売を委託されたJAがコメを集荷する時に前払いする金のことです。JAおおいたは販売環境などを考慮し概算金の引き下げを決めました。
県内で最も生産量が多いヒノヒカリの概算金は60キロあたり1万6440円。2025年の2万9340円に比べおよそ4割の引き下げです。
宇佐市のコメ農家池田雅彦さんは概算金がここまで下がるのは死活問題だと危機感をあらわにします。
◆コメ農家 池田雅彦さん
「4割(の減額)は大変厳しい、資材は5割上がっているからもう全然利益が出ない。ことしは全国的にも概算金は低い、 農家としてはもう生活できるような金額ではない」
さらに2026年は夏の気温上昇で一部の稲穂が焼けてしまう被害も例年以上に出たということです。
収穫量はなんとか平年並みになりそうとのことですが池田さんは来年以降に不安を抱えていました。
◆コメ農家 池田雅彦さん
「何をどうしていいか分からないこっちも。何かうまく農協に頼らず高く売れる方法を考えなければ」
2025年よりも大幅に価格が下がった2026年の新米。その一方、農家にとっては厳しい年となっています。
