福岡では高額が問題に 8年ぶりに海外視察した大分県議会が報告会 議員22人が欧州へ 今後報告書公開

2026年09月18日 18:40更新

福岡県議会では高額な海外視察が問題となっていますが大分県議会でも2026年。8年ぶりとなる海外視察が行われ、18日は県職員などを対象にした報告会が行われました。

 

 

県議会は2026年、8年ぶりに海外視察を行いました。

 

 

22人の議員が3つのグループに分かれフランス、ドイツ、スイスの3か国を訪れました。

 

 

合計の予算は3420万円で実際にいくらかかったかは精査中ですが議会事務局によりますと予算を上回ることはないということです。

 

 

目的は県が抱える行政の課題について先進的な取り組みを調べ施策に反映させるためでその報告会が18日、県議会で行われました。

 

 

 

報告の対象は県の職員と県議会議員です。始めに6日間の日程でフランスを訪れた8人が報告しました。

 

 

◆自民党 古手川正治議員

 

「子育て支援における自治体と関係団体との連携体制、地域資源の活用方法など本県の参考となる様々な取り組みを学ぶことができた」

 

 

テーマは高い合計特殊出生率を維持するフランスの子育て支援の取り組みや観光振興などについて。

 

 

現地では小学校入学前の子供が通う保育学校を視察し学習支援の取り組みなどについて説明を受けました。

 

 

また観光地の村で駐車場料金の収入を景観の維持やトイレの充実などにあてている事例などを報告していました。

 

 

続いて報告を行ったのは7人でスイスを視察したグループ。障害者の社会参加、そして自然などを生かした観光「アドベンチャーツーリズム」の2つを主なテーマに4月から5月にかけて訪問しました。

 

 

調査団は障害者の社会参加を支援する公的な施設で関係者と意見交換しました。またラフティングなどのコンテンツを提供している会社では官民の連携内容について意見を交わしたということです。

 

 

これらを踏まえ、18日の報告会では県が2024年定めたアドベンチャーツーリズムを推進する条例を生かし「事業者と行政が連携していくことが重要」などと話していました。

 

 

◆今吉次郎議員

 

「スイスの良い例を参考にしてよそにないような施設を作っていきながら多くの観光に来てもらうということ」

 

 

 

 

 

最後のグループはドイツを訪問した7人。大友宗麟と西洋との繋がりを示す絵画の誘致について可能性を探りました。

 

 

◆県民クラブ 玉田輝義議員

 

「宗麟ゆかりの絵画を管理する財団を訪問し、絵画の貸与を含む文化的な交流を行うための信頼関係を築くことができた」

 

 

そして宗麟が生誕500年を迎える2030年に絵画を貸し出してもらうことについて前向きな回答を得られたということです。

 

 

このほか、農林水産物の輸出拡大に向け日本食レストランを営む企業と意見を交わしたということです。

 

 

3つのグループが報告しましたが、海外視察に参加しなかった議員からは次のような意見も出ていました。

 

 

◆堤栄三議員

 

「視察に行っている以上その県に落とし込まなきゃ具体的に。それを落とし込むための方策というのが書かれていないのが問題だ」

 

 

今回の報告書は、県民向けに県議会のホームページで9月中に公開される予定です。

 

 

◆県議会 嶋幸一議長

 

「現地の生の声を聞いて調査することは大分県の発展に資する。今回の海外視察の成果を共有して県政発展につなげていきたい」

 

 

一方、福岡県議会で高額な海外視察が問題になっていることについて嶋議長は「大分は航空機はエコノミーで、ホテルも常識的なところを利用している」と話しました。

 

 

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