熊本地震発生の原因は“活断層のずれ” 大分にも4つの活断層 発生のリスクは?死者最大3万人を想定

2026年08月27日 19:00更新

熊本地震の発生から28日で1か月です。

 

 

今回の大規模な地震の原因となったのは「活断層のずれ」、県内にもある活断層や地震の発生リスクについて専門家に聞きました。

 

 

およそ1か月前に起きた熊本地震。

 

 

最大震度7を観測し各地で甚大な被害が出て大分県内でも最大震度4を観測しました。

 

 

今回の地震を引き起こしたとされるのは熊本県益城町付近から八代海へ延びる日奈久断層帯です

 

 

こちらは最大震度6強を観測した八代市の防犯カメラの映像。

 

 

日奈久断層帯がずれ動いた瞬間を捉えていて画面後方にある田んぼが突然隆起する様子が確認できます。

 

 

田んぼには、最大で1メートルほどの段差ができたほか、周辺の至る所で地割れが発生しました。

 

 

大きな地震を引き起こすおそれのある活断層。それは県内にもあり私たちの身近なところにも。

 

◆TOS甲斐菜々子記者

 

「こちらの崖のようになっている場所、実は地面がずれて断層が露出している部分だということです」

 

 

別府市で見られるこちらの断層は「中央構造線断層帯」です。

 

 

由布市から別府市、大分市を通り別府湾の海底に続いています。

 

 

県内にある主な活断層は周防灘断層帯日出生断層帯中央構造線断層帯、万年山ー崩平山断層帯の4つです。

 

 

このうち、想定される被害が最も大きいのは中央構造線断層帯で地震が発生するケースです。

 

 

◆大分地方気象台高浜聡 防災官

 

「揺れとしては震源の近くで震度7の揺れが想定されている。最近起きた令和8年熊本地震。揺れとしてはそれと同様の揺れが想定されている」

 

 

 

 

 

中央構造線断層帯で地震が起きた場合、由布市、別府市、大分市では最大震度7を観測。最悪の場合、死者はおよそ3万人に上り、8万8400棟あまりの建物が全壊・焼失すると想定されています。

 

 

◆大分地方気象台高浜聡 防災官

 

「震源が浅いのでそれだけ距離が近いということで大きな揺れになるという風に考えられる」

 

 

国の地震調査研究推進本部によりますと30年以内に地震が発生する確率は周防灘断層帯で2%~4%となっています。

 

 

一見、発生確率が低いようにも見えますが、今回の熊本地震を引き起こした日奈久断層帯と同じ一番高いランクとなっています。

 

 

 

 

 

一方で、ほかの3つの断層は一番低いランク、0.1%未満となっていますが油断は出来ません。

 

 

◆大分地方気象台 高浜聡防災官

 

「10年前の熊本地震が発生する直前の確率はほぼ0%から0.9%だった。この発生確率はあくまで目安震度6(弱以上)を起こすような地震は日本中いつどこで起きてもおかしくない日ごろからの地震の備えが大事」

 

 

 

現在、県の有識者会議が想定される地震の被害の見直しを進めていて2027年1月に公表される予定です。

 

 

この中では新たに国東半島沖で確認された活断層についても盛り込まれる予定です。

 

 

県内でもいつ、どこで起こるか分からない大きな地震。

 

 

自分が住んでいる場所がどのような地震のリスクがあるのかを確認し日ごろから備えておくことが大切です。

 

 

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