厳しい暑さで夏祭りも迫られる対策 救急隊員常駐し備え 「日本一長い距離を歩く祭り」はルート短縮 大分

2026年07月15日 18:50更新

15日も各地で気温が上がり、大分市では2026年初めて35度以上の最高気温を観測し、猛暑日となりました。

 

 

さて、近年の非常に厳しい夏の暑さは夏祭りにも影響を及ぼしています。

 

 

現状を取材しました。

 

 

15日もうだるような暑さとなった県内。大分市では最高気温36度を観測し2026年初めて猛暑日となりました。

 

 

この暑さの中で行われたのは大分市の若宮八幡社の夏祭りです。威勢のいい神輿の巡行では飲み物を積んだリヤカーが。

 

 

さらに看護師などが同行し、熱中症への備えをして、祭りを行っています。

 

 

◆若宮八幡社夏季大祭 統括総務 幸 壮一郎さん

 

「休憩ポイントを例年よりも多くして、時間にも余裕を持って巡行するようにしている。熱中症の人が出ないようにやっていきたい。そこに尽きる」

 

 

 

 

7月12日に行われた県内三大祇園の1つ、臼杵祇園まつりです。こちらでも給水所を設置するなどの対策が取られ、祭りの参加者、そして、沿道の人たちそれぞれが厳しい暑さへの備えを心掛けていました。しかし…

 

 

熱中症の疑いがある神輿の担ぎ手の男性がいると連絡が入り、救急隊員が現場へ。

 

 

速やかな対応で、男性は病院に搬送されました。

 

 

◆臼杵消防署 庄司 哲宏さん

 

「梅雨明けして間もないので、皆さん(暑さに)体が慣れていないんじゃないか。かなり気温が上がってきているので、熱中症リスクがとても高いのかなと思う」

 

 

こうした事態に備え、祭りの事務局は救急隊員に常駐してもらい、適切に対処できるようしています。

 

 

 

一方、暑さによって、これまで大切に守ってきた伝統をやむなく変更した夏祭りも…

 

 

◆鶴市花傘鉾保存振興会 松下太 事務局長

 

「みなさんに負担をかけなくて、事故なく昔の形を少しでも残すのは、今の形しかないかなと意見をまとめた」

 

 

およそ900年の歴史を誇る中津市の鶴市花傘鉾祭り。

 

 

色とりどりの紙で作った花が飾られた「花傘鉾」や神輿の行列がおよそ35キロを練り歩き、「日本一長い距離を歩く祭り」と言われています。

 

 

祭りを行うのはお盆過ぎの8月下旬ですが、厳しい暑さが続くようになったため、おととしから歩く距離を半分以下のおよそ12キロに。

 

 

地区の行事の関係で、日程を涼しい時期にずらすことが難しいことから、参加者の安全を守りながら、祭りを継続させるため、ルートの短縮を決めたのです。

 

 

◆鶴市花傘鉾保存振興会 松下太 事務局長

 

「余裕を持って休憩時間をたくさん取りながら祭りを進めたい。無理をせず楽しい祭りにしたい」

 

 

県内の祭りにも及ぶ暑すぎる夏の影響。参加者と観客の安全を守りながら、伝統を引き継ぐために、各地の夏祭りで模索と工夫が続けられています。

 

 

 

 

 

 

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