幼稚園で歓迎遠足 親睦深めリレーにも挑戦 大分
2026年は昭和元年の1926年から数えて満100年となる節目の年ですが、そんな「昭和100年」にぴったりな大分県にあるレトロな町をご紹介します。
大分県北東部にある豊後高田市。「仏の里」として知られる国東半島に位置し、歴史の魅力を感じられるほか、豊かな自然の織りなす美しい風景も楽しむことができます。
さらに、おすすめなのが…
◆TOS柴田真里アナウンサー
「昭和の町に来ました。こちらでは、昭和ならではの雰囲気を味わうことができます」
令和から昭和の時代へ…
タイムスリップしたようなレトロな雰囲気を楽しめる「昭和の町」です。
「昭和の町」づくりは今から25年前の2001年、空き店舗が増えた商店街のにぎわい創出の事業としてスタート。
昭和30年代の雰囲気を再現したことで、その懐かしさが多くの人の心をとらえました。
最も多い時で年間およそ40万人が訪れ、さびれた商店街が人気の観光地へと生まれ変わったのです。

そんな昭和の町のシンボルともいえる施設が「昭和ロマン蔵」。
こちらで行っている昭和をさらに楽しめるサービスというのが、レトロファッションのレンタルです。今とはひと味違う色合いやデザインのワンピースやスカートなどの服がずらり。
お気に入りの一着に袖を通せば、昭和の町の散策がさらに楽しめます。
ほかにもロマン蔵はレトロなものでいっぱいです。懐かしの駄菓子に、およそ6万点が展示されているおもちゃのコーナー。さらに、昭和の茶の間を再現したエリアも。当時を知る人にとっては懐かしく、若者は新鮮さを感じるようです。
◆東京から訪れた人
「昔を思い出す。いい展示物だと思った」
◆大分県内から訪れた人
「自分たちが今生きている時代だと触れられないものなので、こういうところで体験ができるのはとてもいいことだと思った」

ロマン蔵のすぐ近くには昭和の味を堪能できる場所も…それが大寅屋食堂です。創業したのは98年前の昭和3年。
そんな老舗の一番人気はちゃんぽんで、その値段はなんと350円。
ほかにも、たかな焼きめしは350円、かけうどんは200円と、メニューの値段は昭和55年から変えていないといいます。消費税導入や引き上げ、物価高のいまもなお、昭和の味と値段を守り続けることがこだわりです。
Q:値段を変えずにいる理由はー
◆大寅屋食堂 山本勝一さん
「結構値段上げている所も多いが、私のところはあまり自慢できるようなものもないので。損はしてないけど、ほとんど、もうけはない」

昭和レトロで地域活性化に取り組む豊後高田市。実は月刊誌「田舎暮らしの本」(宝島社)の「住みたい田舎ベストランキング(人口3万人未満の市)」で毎年トップとなる人気の移住先としても知られています。
和菓子店「菓子禅 高田屋」を営む高梨昭男さんも移住者です。
独立を考えていた16年前、昭和の町で手ごろな空き店舗を見つけ、大分市から家族で移り住んできました。
周りの人たちの温かさにも支えられながら、長男夫婦と2代で励む昔ながらの和菓子作り。今ではすっかり、昭和の町の雰囲気に溶け込んでいます。
◆菓子禅高田屋 ・高梨舞衣さん
「昔ながらの製法で職人が作っている自家製あんにこだわりがある。たくさんの人に関わってもらって今があると思うので、豊後高田でよかったなと思う」
町づくりが始まって四半世紀。
昭和の町が守り育ててきた懐かしさの中に身を置き、古き良き時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
