熊本地震から10年 大分でも最大震度6弱を観測 県内の活断層・リスクは?

2026年04月14日 19:10更新

2016年に熊本県で震度7の揺れを観測した熊本地震の「前震」から14日で10年です。

 

 

大分県内にも大きな被害をもたらした熊本地震について、シリーズ企画をお伝えしていきます。

 

初日は、被害を振り返るとともに、県内にある断層や地震のリスクなどについてお伝えします。

 

 

 

 

 

2016年4月14日の夜、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生。

 

 

大分県内でも日田市や佐伯市などで震度4を観測。

 

その2日後でした。

 

 

◆藤村晃輝アナウンサー

 

「揺れています。物が落ちてきました」

 

 

大分県内では別府市と由布市で観測史上初めてとなる震度6弱を観測しました。

 

 

この一連の地震で、県内では34人が重軽傷を負い、3人が亡くなりました。

 

また、およそ8400棟の建物に被害が出ました。

 

 

国はこの熊本地震について「活断層で発生した地震」との見解を示しています。

 

大分県内にはどのような活断層があるのでしょうか。

 

 

◆大分地方気象台 高浜聡防災官

 

「大分県では代表的な活断層が4つ挙げられる。4つの活断層で想定されている。地震の規模は熊本地震と同じ程度と想定されている」

 

 

県内では主に、周防灘断層帯、日出生断層帯、中央構造線断層帯、万年山-崩平山断層帯と呼ばれる4つの断層帯が存在します。

 

 

このうち、想定される被害が最も大きいのは中央構造線断層帯で地震が発生するケース。

 

最悪の場合およそ3万人が亡くなり、8万8000棟あまりの建物が全壊・焼失すると想定されていて、南海トラフ巨大地震の被害想定を超えています。

 

 

各断層帯の30年以内の地震の発生確率をみると、高いもので2%~4%とされていますが、気象台は注意を呼びかけます。

 

 

 

 

 

◆大分地方気象台 高浜聡防災官

 

「実は熊本地震を起こした布田川断層帯は熊本地震が起きる前の (発生)確率、これがほぼ0%~0.9%だった。そのことを考えると、示した数値は決して小さな値ではない」

 

 

いつ起こるか分からない大規模な地震。

 

備えるきっかけにしてもらおうと気象台では、10年を機に、熊本地震の県内の被害状況などを紹介する特設サイトを立ち上げました。

 

 

県内で最大となる震度6弱を観測した別府市と由布市の当時の写真や各地の震度などが掲載されています。

 

 

また、地震への事前の備えや、緊急地震速報が発表された場合の行動についても イラスト付きで解説しています。

 

 

◆大分地方気象台 高浜聡防災官

 

「自分の大切な人、自分の命を守るためにはどういった備えをしたらいいのかを考えてもらい、日頃からの地震への備えを充実させてもらいたい」

 

 

熊本地震から10年。

 

当時のことを忘れず日頃から災害に備えておくことが大切です。

 

 

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