万博で大分県の魅力と伝統をアピール カボスにホーバー 進撃の巨人やハローキティも盛り上げに一役
新型コロナウイルスの感染が大分県内で拡大しています。
いま流行しているのが通称「ニンバス」と呼ばれる新たな変異株です。
専門家に特徴や対策を聞きました。
◆大分大学 グローカル感染症研究センター長 西園晃教授
「5月くらいからちょっとずつ増えてきて、のどの痛みを訴える人が多いという特徴はある」
県内で感染が広がっている新型コロナ。原因の1つとみられるのがオミクロン株から派生した変異株、通称「ニンバス」です。感染力が強くのどに強い痛みが出ることが特徴とされています。
県によりますと、8月31日までの1週間に報告された感染者数は1医療機関あたり12.72人でした。
9週連続で前の週よりも増加し、注意報レベルの10人を依然として上回っています。
保健所別で見ると、南部が最も多く20.40人、次いで東部が15.25人などとなっています。
西園教授はニンバスと呼ばれる変異株について重症化のリスクはあると指摘します。
◆大分大学 グローカル感染症研究センター長 西園晃教授
「基本的に重症化のリスクは以前と変わらない。高齢者、持病がある人にはやはり新型コロナは今もある程度のリスクになる」
感染拡大の原因として夏休みや帰省など人の移動が活発になったほか猛暑の影響も考えられるということです。
◆大分大学 グローカル感染症研究センター長 西園晃教授
「ことしも酷暑だったが暑いことによって部屋も閉め切ってエアコンをつける。換気が大事なのは変わりない。流行ってきた時期に合わせてもう一度気を引き締めることが大事」
大切なのは早めに受診し感染を広めないことです。
大手製薬会社、塩野義製薬が7月に行ったインターネット調査によりますと5人に1人が「暑いので病院や医療機関での受診を避けたい」と回答しています。
また、「風邪の症状を感じたものの医療機関を受診しなかったと答えた人は67.3%に上っています。
県は「体調に異変を感じた時は早めに医療機関を受診することが新型コロナの感染拡大を防ぐことにもつながる」と呼び掛けています。