中小企業が協力して都市対抗目指す 大分・佐伯に社会人野球チーム誕生「全国の若者が集まる」環境作り
「ミスタープロ野球」と呼ばれ、多くの人に夢と希望を与えた元プロ野球選手の長嶋茂雄さんが3日、肺炎のため亡くなりました。
大分県内でもファンや球界関係者などから悲しみの声が聞かれました。
1995年に大分市で行われたオープン戦。
当時、長嶋さんは巨人の監督として、盟友・王貞治さん率いるダイエーと対戦し、初の「ON対決」として話題になりました。
突然の訃報に街の人は・・・
◆街の人
「残念の一言。プロ野球の王様だから」
「よく長嶋選手にサヨナラホームランを打たれて(阪神が)負けていた。その思い出が今でも残っている」
「ヒーローでも最後は亡くなるんだなという感じ」
悲しみの声は大分県内出身の球界関係者からも。
大分商業を卒業後、長嶋さん率いる巨人に入団した岡崎郁さん(現 大分B-リングスGM)です。
◆岡崎郁さん
「何て言いますかね、驚きと寂しさと存在の大きさを今、じわじわ感じているところ」
高校卒業後は大学へ進学するつもりだった岡崎さん。しかしある日突然、長嶋さんが実家を訪れたそうです。
◆岡崎郁さん
「家に帰って居間に入った瞬間に長嶋さんが目の前にいて、『私がジャイアンツの監督をしている限り必ず1人前にするよ』という言葉をもらって、入団を決めたことを思い出す」
また佐伯市出身のピッチャーで、「巨人キラー」と呼ばれた川崎憲次郎さんは…
◆川崎憲次郎さん
「敵チーム同士ではあったけれど、同じグラウンドに立てて、野球を一生懸命真剣にできた、勝負できたことを本当に幸せに思う。お疲れさまでしたという気持ちが強い」
佐藤知事も3日の定例会見で別れを惜しみました。
◆佐藤大分県知事
「一番憧れるスポーツ選手。心から冥福をお祈りしたい」
長嶋さんは世代を超えて多くの人に愛されたスターでした。