運送業界の人手不足解消へ 大型トラックやバスの運転体験会 大型一種免許を持った自衛官など参加 大分
顧客に貸し出す代車を修理業者に無償提供させたのは下請法に違反するとして公正取引委員会は大分県大分市の自動車販売会社に再発防止策などを求める勧告を出しました。
同様の勧告は全国で初めてだということです。
勧告を受けたのは自動車販売会社のスズキ自販大分です。公正取引委員会によりますと、スズキ自販大分は修理を頼まれた顧客に貸し出す代車や関係する費用を下請けの修理業者に負担させていました。
こうした行為は大分市の本社などで8つの下請け業者を相手に少なくとも2022年5月からおよそ2年間続いていました。
その結果、下請け業者が負担した額は車のリース料金などあわせて853万円あまりにのぼったということです。
公正取引委員会はこうした行為が下請法違反にあたるとして24日付でスズキ自販大分に対し再発防止策などを講じるよう勧告を出しました。
下請けの修理業者に代車を無償提供させていた行為について公正取引委員会が勧告を行うのは全国で初めてです。
スズキ自販大分はすでに、下請け業者にそれぞれ負担させた費用を全額支払ったということです。