10代の女子生徒「はしか」感染確認 ベトナムと韓国の旅行の後に発熱 大分県内で3年ぶり

2025年04月22日 11:50更新

大分県内で3年ぶりにはしかの感染が確認されました。

患者は、臼杵市の10代の女子生徒で、ベトナムと韓国に旅行に行った後、感染が確認されたということです。

はしかは感染力が非常に強く空気感染するのが特徴です。

発熱や発しんのほか肺炎や脳炎といった合併症を引き起こすおそれもあります。

このはしかについて臼杵市に住む10代の女子生徒が感染したと、県が22日発表しました。

女子生徒は入院していますが、命に別条は無く、快方に向かっているということです。女子生徒は3月26日から4月5日にかけて、ベトナムと韓国に旅行に行っていました。

帰国後の4月11日に発熱し、14日に医療機関を受診。21日に県が遺伝子検査をしたところ、陽性が判明したということです。

県内ではしかの感染が確認されるのは2022年以来3年ぶりです。

はしかの全国の患者数は2025年はすでに、2024年1年間の人数を上回っていて、県が注意を呼びかけています。

また、県は女子生徒の公共交通機関の利用状況も発表しています。

〇4月11日(金)
・日豊本線(下り)臼杵駅7:56着の便の1両目に乗車
・日豊本線(上り)臼杵駅13:40発、14:14発、14:41発 この3便のいずれかの1両目に乗車

県は同じ日時、同じ車両を利用した人で、利用日から21日以内(5月2日まで)に発熱や発しんなど、はしかの感染を疑う症状が現れた場合は、速やかに最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。

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