大分市官製談合事件 業者と市の連絡調整した疑いで 市幹部職員2人を書類送検 人権・同和対策の担当部署

2025年03月07日 20:09更新

大分市のごみ収集業務の入札を巡る官製談合事件で警察は逮捕した職員とは別の部署の幹部職員2人を7日、事件に関与した疑いで書類送検しました。

この事件は、官製談合防止法違反などの疑いで、大分市役所の元環境部長池永浩二容疑者など市の職員3人と、大分市にあるワールド建設の元監査役早川幸治郎容疑者が逮捕・送検されているものです。

この事件を巡り、警察は市の人権・同和対策を担当する福祉保健部の男性の幹部職員2人について、談合が行われるとわかっていながら業者と市側の連絡調整をしてほう助した疑いがあるとして、7日付で大分地検に書類送検しました。

2人の認否について警察は捜査に支障があるとして明らかにしていません。

また、関係者によりますと、市とワールド建設の間では十数年、慣例的に業務委託を行っていた可能性があるということで警察は事件の全容解明に向け捜査を続けています。

事件を受けて足立市長は「職員が書類送検されたことは大変遺憾に思う」などとコメントしています。

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