20年ぶりに春のセンバツへ 柳ヶ浦高校が宇佐神宮で必勝祈願 7日抽選会、18日に開幕へ
18日開幕する春のセンバツに出場する柳ヶ浦高校野球部です。
20年ぶりとなる大舞台を前に選手たちの思いや周囲の期待を取材しました。
2024年、秋の九州大会ではベスト4入りし、20年ぶりとなる春の選抜高校野球大会への出場を決めた柳ヶ浦高校。
◆柳ヶ浦高校野球部 田原光太郎主将
「センバツが発表されてからに比べたら全員実感が湧いてきて1つ1つのメニューに対しても1人1人が1球に入り込めている」
2025年のチームの特徴は堅い守りと投手力。2024年秋の公式戦は、全試合を投手陣の継投策で勝ち上がってきました。
その中でも軸となるのが左腕の杉本投手です。最速140キロの鋭いストレートが持ち味の本格派です。
◆杉本羽輝選手
「自分の武器は真っ直ぐが速いことと力強さがあるのでどんどんストレートで押して、1つでも自分で多くアウトを取れれば」
一方で、打線のキーマンは俊足巧打の1番・島袋選手です。
秋の公式戦では、チームトップの打率を記録し、多くのチャンスを演出しました。♪島袋二魁選手5222ー36「塁に出ることが1番バッターとしての役目だと思うので」「ランナーに出て足でかきまわすような 自分ができるプレーをしたい」
このほかにも好打者がそろい、バントなど小技も絡めた攻撃で得点を狙います。
そんな柳ヶ浦の強さの秘訣はチームワーク。学校内にある寮での共同生活が選手たちの強い絆を生み出しています。
すべての部員59人が寮に暮らしていて寝食を共にすることで学年関係なく、活発なコミュニケーションを取りやすくなっています。
チーム力を底上げするのが選手たちの自主練習です。練習後も多くの部員が素振りやキャッチボールなどに取り組んでいて自然と切磋琢磨しあう環境が生まれています。
◆田原光太郎主将
「ご飯を食べているときとかにきょうここで練習するとなったら自分もやらないといけないと思ったりする」
こちらも練習に熱が入ります。選手たちを応援しようと2月から甲子園に向けた練習を開始したのが、吹奏楽部のメンバーです。部員は8人と少ないですが、アルプススタンドでは京都府の高校に協力を得て合同で演奏することが決まりました。
◆柳ヶ浦高校吹奏楽部 廣瀬のどか部長
「いま練習を頑張っていると思うので練習を頑張った成果を甲子園で全部出してくれたらと思うので全力で私たちは応援したい」
また20年前に柳ヶ浦を甲子園に導き、横浜や巨人などで活躍し、県内初のメジャーリーガーとなったOBの山口俊さんからもエールが届きました。
◆OB山口俊さん
「柳ヶ浦高校。柳ヶ浦野球部の皆さん。20年ぶりのセンバツ出場おめでとうございます。しっかり甲子園で楽しめるよう頑張ってください。応援しています」
周囲の期待も高まる中、選手たちは大舞台での活躍を誓います。
◆田原光太郎主将
「1番目標にしてきたところなので少し緊張や不安の気持ちがあるが1番はわくわくが強いので、そのわくわくを力に変えられるように頑張りたい」
春のセンバツ高校野球は7日組み合わせ抽選会が行われ、18日に開幕します。
柳ヶ浦高校の勝利に期待したいですね。