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JR九州の駅無人化を巡って障害のある人たちが移動の自由を侵害されたとして損害賠償を求めている裁判で、13日JR九州職員の証人尋問が行われました。
この裁判はJR九州の駅無人化を巡って憲法で保障された移動の自由を侵害されているとして、大分県内に住む障害がある6人がJR九州を相手取り損害賠償を求めているものです。
一方、JR九州は訴えの棄却を求めています。
この裁判が始まった後の2022年12月、津久見駅で視覚障害のある高齢の女性が列車にはねられて亡くなる事故が発生。当時、駅は駅員がいない時間帯でした。
13日大分地裁で開かれた裁判ではこの事故の報告書をまとめ、国に提出したJR九州の職員の証人尋問が行われました。原告側は職員に対して「当時、駅員がいたら女性に声掛けなどが出来たのではないか」などと質問。
これに対しJRの職員は「駅員がいたとしても他に電話対応などの業務があるので必ずしも女性に気付けていたとは限らない」などと主張しました。
3月行われる次の裁判では原告のうち、車いすで生活している人と視覚障害者、あわせて3人の証人尋問が行われます。