ドローンで物資の配送実験 6キロ離れた山間部に約10分で到着 物流の効率化やコスト削減へ 大分

2025年01月30日 19:00更新

山間部などの過疎地域に効率よく物資を配達しようと、ドローンを活用した実証実験が大分県宇佐市で行われています。

 

 

 

宇佐市の安心院と院内地域で行われているこの実証実験ではドローンの活用で物流の効率化を図り、コストや温室効果ガスの削減につなげるねらいがあります。

 

 

実験ではまず、複数の運送会社が請け負った山間部にある同じ家庭宛ての荷物を麓の拠点で1つにまとめます。それを専用のドローンに積み、空から運びます。

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「あちらが荷物を配送するドローンです。これからおよそ6キロ離れた目的地に向けて出発します」

 

 

このドローンでは最大5キロの荷物を運ぶことができます。今回、山間部の着陸ポイントまではおよそ6キロの距離がありましたが、10分ほどで到着。

 

 

着陸したのは配送先の家の前で住人はすぐに荷物を受け取ることができました。

 

 

 

 

 

◆地元の人

 

「高齢者なので車を運転していくのが心配。こうして届けてもらえると、(買い物に)行かなくて済むので助かる」

 

 

この実証実験は3月14日まで行われる予定です。

 

 

実験に取り組んでいる県は災害時の物資輸送にもドローンを活用していきたいとしています。

 

 

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