12月に楽しむ「秋」の風情 両子寺や岡城跡など 例年より遅めの紅葉名所を巡る 大分

2024年12月03日 18:20更新

真っ赤に色づいたモミジ。鮮やかな木々が穏やかな気持ちにしてくれます。異例の暖かさで紅葉の名所では例年よりも半月ほど遅れてようやく見ごろとなっている場所も。今からでも楽しめる大分県内の紅葉スポットを散策しました。

 

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「12月に入り、連日寒い日が続いていますが、 今見ごろを迎えている紅葉があるということで各地散策していきます」

 

 

 

中津市耶馬渓町の渓石園です。耶馬渓ダムが完成したおよそ40年前につくられた日本庭園でダムの水を利用して耶馬渓の渓流を再現しています。

 

 

およそ2万平方メートルの庭園に植えられたモミジがいま見ごろを迎えています。

 

 

◆訪れた人

 

「北九州から」

 

「めっちゃきれいやね、来て良かった」

 

 

◆子供

 

「赤」

 

「きれい」

 

 

◆訪れた人

 

「12月なかなか見れる機会ないと思うので、とてもいい」

 

 

中津市の耶馬渓支所によりますと、天気次第では、来週まで見ごろが続きそうだということです。

 

 

 

 

 

続いては、国東市安岐町の両子寺。「六郷満山の総持院」として知られる県内屈指の紅葉の名所です。

 

 

境内におよそ1000本のヤマモミジの木があり、美しい風景が多くの人を魅了しています。

 

 

◆TOS渡辺一平記者

 

「国東市の両子寺も今、紅葉が見ごろを迎えている、 境内全体の厳かな雰囲気の中、真っ赤に染まった紅葉を楽しむことができる」

 

 

例年よりも半月ほど遅れ先週、ようやく見ごろを迎えました。毎日500人ほどの参拝客が訪れているということです。

 

 

◆訪れた夫婦

 

「きれい、来た甲斐があった」

 

 

両子寺の紅葉はあと10日ほど楽しめそうだということです

 

 

 

 

 

一方、国指定の史跡、竹田市の岡城跡です。

 

 

海抜およそ330メートルの断崖絶壁に建てられ竹田市ゆかりの作曲家滝廉太郎が作曲した「荒城の月」のモチーフになったとも言われています。

 

 

こちらも、先週末にようやく見ごろとなりおよそ1500本のモミジやケヤキなどが咲き誇っています。

 

 

訪れた人たちは、勇壮な城の石垣と紅葉が織りなす風情ある景色を楽しんでいました。

 

 

◆訪れた人

 

「初めて、紅葉が深くてきれいなのは。もう心の中まで洗われるような感じ。考えられない、師走って言うことが」

 

 

◆訪れた人

 

「福岡県の行橋市からきた。散っているかなと思ったが真っ赤かで非常にきれい」

 

 

このほかにも今7、8割ほどの色付きで見ごろを迎えている紅葉スポットがあります。

 

 

豊後高田市の並石ダムグリーンランド、杵築市のるるパーク、日田市のことといの里などです。

 

 

場所によっては、来週初めごろまで紅葉が楽しめそうだということです。

 

 

気づけば、2024年もあと1か月。

 

 

この1年頑張ったご褒美や日ごろの疲れを癒しに、まだ間に合う紅葉を見に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

 

最新のニュース