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11月13日、日本を代表する詩人、谷川俊太郎さんが亡くなったことが分かりました。
大分県内の学校でも校歌の作詞などを手掛けていて各地で悼む声が聞かれました。
13日、老衰のため92歳でこの世を去った谷川俊太郎さん。日本を代表する詩人で多くの人に影響を与えました。
◆山路謙成アナウンサー
「谷川俊太郎さんが亡くなった後、大分市のこちらの書店には目立つところに特設コーナーが設けられています」
特設コーナーには谷川さんの詩集のほか谷川さんが手掛けたスヌーピーの翻訳本などおよそ50種類の本が並べられています。
谷川さんの感性に触れようと多くの客が買い求めているということです。
一方、佐伯市のこども園です。こちらでは10年前、園長が知り合いを通じて谷川さんに園歌の作詞を直接依頼。
谷川さんは快諾してくれたといい作曲は谷川さんの長男賢作さんが担当しました。
21日、子供たちがカメラの前で元気に歌を披露してくれました。
◆歌を披露する園児たち
「とんだりはねたりころんだり、みずがきらきら、すなはさらさら、はるなつあきふゆ、ちきゅうのこ、いきているのっておもしろい」
「ルンビニ 、ルンビニ、ルンルンルン、ルンビニ、ルンビニ、ルンルンルン、ルンビニうえしたみぎひだり」
◆園児
「最初のルンビニルンビニのところ。面白い、好き」
「好きな気分になる。おもしろかった」
◆ルンビニこども園 桑門超園長
「幼稚園時代の楽しい思い出になるような言葉がたくさん入ってると良い、そして未来への希望とか夢などが同時に感じられるようにと(作詞を)お願いした」
「いつか機会があれば親子でルンビニに来てもらって、子供たちと歌ってもらったりとか歌を聞いてもらったりと思っていたので、それが叶わなくなったのは寂しい」
ルンビニこども園は「園歌が谷川さんの詩に触れるきっかけになったらうれしい。これからも歌っていきたい」と話していました。
日田市にある昭和学園高校では、共学になった22年前から谷川さんが作詞した校歌を歌い続けています。
◆昭和学園高校 草野義輔理事長
「たまたま私の知り合いに谷川先生とコンタクトをとれる人がいた」
◆校歌を歌う生徒たち
「ふりむけば 友がいる苦しい日々をわかちあい」
1番から3番まで書き下ろされた歌詞はそれぞれ、昭和学園が設けている3つの綱領にちなんだものになっています。
また、校歌を歌い始めたその年には谷川さんが学校を訪れ詩の朗読などを行ったということです。
現在、校内の一角には追悼の意を込めて谷川さんの著書などを集めたブースが設置されています。
◆昭和学園高校 草野義輔理事長
「私たちとしてはこれだけの先生に作ってもらった校歌なので大事に歌い続けて次の世代に繋げていくことが1番の追悼になると思う」
数々の作品を残した谷川俊太郎さん。その詩と想いは県内でも紡がれています。