クレジットカードなどの「タッチ決済」大分県内16の駅で実証実験スタート 外国人観光客の利用を期待

2024年11月20日 18:40更新

JR九州は、クレジットカードなどをかざすだけで電車に乗ることのできるタッチ決済の実証実験を20日から大分県内でも始めました。

 

 

こうした動きは他の交通機関にも広がっています。

 

 

 

JRが実証実験を始めたのは県内を走る日豊本線と久大本線のあわせて16の駅です。

 

 

別府駅や由布院駅のほか、大分駅でも20日からクレジットカードなどのタッチ決済で乗車できます。

 

 

交通系ICカードを持っていない人でもチケットレスで乗車できることから、特に外国人観光客の利用が期待されています。

 

 

JRは2026年3月末まで実証実験を行った上で、本格導入するかどうかを決めるということです。

 

 

 

 

 

一方、こうしたタッチ決済導入の動きはバスにも…

 

 

大分交通と亀の井バスが由布市と大分空港の間で共同運行している「湯布院ライナー」でも2024年9月からタッチ決済の実証実験を始めています。

 

 

このタッチ決済についてさらに詳しくみていきます。大分カードの担当者に話を伺いました。

 

 

タッチ決済に対応しているかどうかはカードについたマークで見分けることができます。

 

 

 

 

 

対応しているカードにはご覧のようなマークがついています。

 

 

大分カードでは、3年ほど前からこのようなタッチ決済のマークがついたカードを導入しているそうです。

 

 

対応したカードであれば、列車やバスの乗車だけではなく、自動販売機やコンビニなど日常の買い物でも端末にかざすだけで簡単に決済できます。つまり、暗証番号の入力やサインを書く手間が無くより素早く決済できることがメリットです。

 

 

また、カードの情報を登録したスマートフォンを使えば、カードそのものを持っていなくてもタッチ決済が利用できます。

 

 

高額の支払いには対応していないものの、本人確認なしで決済できることから失くしたり、盗難された場合には不正利用のリスクがあるため、その点には注意が必要です。

 

 

国全体でキャッシュレス決済の導入が進められていますが、大分カードでも利便性の向上を図るとともにより多くの人にカードを使ってもらえる機会を増やしていきたいということです。

 

 

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