映画監督・平川雄一朗さん、画家・北村直登さんなど 新たに大分市の「魅力発信アンバサダー」に
大分県大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトについて。
就航はこの「秋」を目指すとしていますが、暦の上では11月7日から「冬」に。
果たして、就航はいつになるのか、知事や運航会社の見解をお伝えします。
2024年、15年ぶりに復活予定のホーバークラフト。大分市と大分空港をおよそ30分で結び、アクセス向上や観光資源としての期待が高まっています。当初、県などは2023年度中の就航としていました。
しかし、船体の納入の遅れや訓練中の事故…トラブルが相次ぎ、結局、スケジュールはずれ込むことに。
今はこの「秋」の就航を目指すとしていますが、暦の上ではきょうから「冬」に。
果たして、ホーバーの就航はいつになるのか…
5日の知事会見で佐藤知事は次のように話しました。
◆佐藤知事
「11月いっぱいが秋というのであればスケジュール的には可能である」
こう述べ、11月中の就航は可能だとする見解を示しました。
県や運航会社によりますと、現在は運航のために必要な「旅客航路申請」を国に出していて、許可されるのを待っている状態だということです。
◆大分第一ホーバードライブ 小田典史社長
「我々も今、就航に向けて許可を待っているという状況。すぐにでも運航できるような準備は仕上がっているという認識ではある」
ここからは運航会社が行っている申請の判断が出るまでのスケジュールを見ていきます。
今回の「旅客航路申請」を含め、申請について、行政機関は「2か月」を目安に許可もしくは不許可を出すよう法律で定められています。
運航会社は具体的な申請時期を明らかにしていませんが、「2か月はすでに経っている」とのことです。
では、どうしてまだ許可が出ていないのでしょうか?
今回の申請の窓口の九州運輸局に話を聞きました。
まず、目安の「2か月」には土日と祝日は含まれません。
また、手続きを進める中で、申請者への確認や問い合わせが発生することがありますが、申請者が回答に要した期間も「2か月」には含まれないということです。
こうしたことから、許可までの期間が「2か月」を過ぎるケースも出てくるということです。
運航会社は「運輸局から申請内容について多くの問い合わせがある」と話していて、そういったことからも時間がかかっているみられます。
また、許可が出てもすぐに就航できるわけではなく、運輸局の安全確認検査を受けることや詳細なダイヤや運賃の提出など別の手続きも行う必要があります。
ホーバーの就航はいつになるのか、引き続き注目です。