父の働く姿が勉強の原動力に 第二種電気工事士に合格した小学6年生「少しでも役に立てたらなと」大分
8月末、九州各地に大きな被害をもたらした台風10号。住宅や交通機関だけでなく献血の現場で血液の不足も引き起こしました。
◆TOS鹿島佑里記者
「台風10号により献血バスの運行ができなくなったため振替で献血バスが大分市役所に出向いている」
8月末、県内を襲った台風10号の影響で献血ルームの閉所や献血バスの運行中止が相次ぎました。
もともと猛暑で血液が不足していたところに追い打ちをかける形となり8月、県内では目標の血液量を1割ほど下回る状態となりました。
◆県赤十字血液センター冨高友莉さん
「血液は長期的な保存をすることができない/医療機関に血液を供給するためには常に十分な確保が必要となってくる」
県赤十字血液センターでは台風で運行できなかった分を振り替えて運行するなどして血液の確保に努めています。
この日、バスが訪れていたのは大分市内の高校です。若い人に関心を持ってもらいたいと出向きました。
献血をした生徒からは歓迎の声が聞かれました。
◆生徒
「今までやってみたいと思ったことはあるが年齢とか足りなくて場所とかも遠かったが学校でやると聞いてやってみたいなと」
「初めての人はわざわざ(献血に)行くのはハードルが高いと思うので学校とかに来て初めての人を増やせばもっと増えるのでは、とてもいいことだと思う」
さまざまな場所で呼び掛けられている献血ですがまだ協力したことのない方もいるのではないでしょうか。
そんな一人でもあるTOSの記者が大分市の献血ルームで献血を体験しました。
受け付けを行い、タッチパネルで献血が受けられるかどうかの問診を受けます。
続いて体調不良でないかといった医師の問診の後少量の血液を採取し血液の検査を行います。
手続きの間の待ち時間には無料の飲み物や漫画なども用意されています。
◆献血ルームのスタッフ
「失礼します」
「手先がしびれる感じはなかったですか?」
針を刺す際にやや痛みはあるものの採血中はリラックスして過ごすことが出来ました。
初めてでも受け付けからここまで1時間もかからず終了です。
◆TOS鹿島佑里記者
「献血を受けたことない人はかかる時間だったり痛みが怖い理由なのかなと思うが痛みもほとんどなく手続きもスムーズでびっくりした」
医療の現場で不可欠な輸血用血液。
みなさんもぜひ献血に協力してみてはいかがでしょうか。