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大分空港を「宇宙港」とする計画についての話題です。
宇宙ステーションに物資を運ぶ輸送機の着陸拠点として、大分空港の活用を検討しているアメリカの企業の副社長が来県。
「可能な限り早く実現に向けて取り組みたい」と意気込みを語りました。
「シエラ・スペース」の副社長が大分空港を視察
アメリカの宇宙開発企業「シエラ・スペース」は宇宙ステーションに物資を運ぶミッションを計画しています。
「ドリームチェイサー」と呼ばれる輸送機を使い、輸送機が地球に帰還する際のアジアの着陸拠点として、大分空港を活用することを検討しています。
こうした中、12日は「シエラ・スペース」の副社長ジョン・ワグナー氏とショーン・バックレイ氏の2人が大分空港を訪れました。
2人は展望デッキから滑走路を視察。国東市の松井市長と談笑していました。
「可能な限り早く実現に向けて取り組みたい」と語る
このあと、2人は県庁を訪れ、佐藤知事と会談しました。
この中で、佐藤知事から「大分空港への着陸が実現するのはいつか」と聞かれると、ジョン・ワグナー副社長は「可能な限り早く実現に向けて取り組みたい」と話していました。
◆ショーン・バックレイ副社長
「今年中に、できるだけ早くドリームチェイサーを完成させて打ち上げたいと考えている。その後、日本での打ち上げスケジュールを検討する予定」
県内ではおよそ350億円の経済効果が見込まれる
県内で進められる大分空港を宇宙港として活用する計画。
別のアメリカの企業も大分空港を人工衛星の打ち上げ拠点とする計画を進めていましたが、2023年経営破綻し、「宇宙港」の実現には暗雲が立ち込めていました。
それだけに、「シエラ・スペース」には大きな期待が…
計画が実現した場合、日本全体でおよそ3500億円、県内ではおよそ350億円の経済効果が見込まれるという試算も出されています。
こうした中、12日はシエラ・スペースや県などが結ぶパートナーシップに新たに三菱UFJ銀行と東京海上日動火災保険が加わることが発表され、実現に向けた取り組みが加速しています。